パステルで自画像 

自画像

今回は「中高生のためのクラス」からの作品紹介です。
パステルを使って自画像を描きました。

パステルはなんども色を重ねては指で画面に擦り込み
それでもさらに色を重ねていくと
やっとなんともいえない色調になっていきます。
今回の作品も画面いっぱいに描かれた堂々とした自画像に
まだ思った色が出ない、まだだ、これでもまだダメだと
色をたくさん重ねて作者もなっとくの重厚な色合いが出現しました。
そこに線描された目鼻口が味わいをそえます。

筆などを使わず画面に直接触れて
まさに手で画面に直接描いていく触感もパステル画の魅力。
また描いたものもひとたびこすれば消え入ってしまうような
繊細なあやうさもこの画材の魅力でしょう。
手で描く、気持ちいいんですよ。

触感。肌触り、手触り、これとても大切なんです。
なんでも触れてみるといいんですよ。
「あーこういうものなのか」と感じるだけでいいんです。
理屈じゃありません、感じることなんです。
温かさや冷たさ、ざらつきやぬめり、柔らかだったり固かったり、いろいろです。
「実在するもの」を感じること、それを飽きずに確かめること。

アトリエではバーチャル世界ではけっして感じられない
たしかなモノを感じ取っていただきたいと思っています。

作品さぼちゃん 

サボちゃん

「大人のためのクラス」からの作品紹介です。
自分の思い描く世界を自由に表現しましょうということで
身近な植物サボテンの寄せ植えをモチーフに描かれました。

下地絵の具にこそ水晶石や方解石や大理石粉などの日本画画材を使っていますが
彩色はすべて一般的な水彩絵の具で描かれています。

画像では伝わりにくいかもしれませんが、丹念に塗り重ねてはヤスリで磨き
堅牢につくられた下地は思わず触れてみたくなるような美しさです。
その下地を生かすよう考えられて描いたサボテンがスッキリと際立ちます。

背景には琳派からの意匠を再デザインされて取り入れました。
神経の入った線描が緊張感を与え、画面を装飾しています。
自由に描く作品ではまだ2枚目ですが
とても完成度の高い仕上がりになりました!

次回作は屋久島の旅、その思い出から題材を選ばれるそうです。
このままご自分の世界を展開できていければいいな、と思っています。
影ながらお手伝いさせていただきます。

久しぶり銀塩EOS-1n 

09.6.30イオス1n

作品写真をリバーサルフィルムで撮影する必要がありまして
久しぶりに銀塩(フィルム)カメラを引っ張り出しました。

リバーサルフィルム(スライド用フィルム)も近くのカメラ屋さんには
すでに無くわざわざネット通販で取り寄せるような状態。
銀塩カメラの終焉をひしひし感じさせられます。

このカメラは私が最後に購入した銀塩カメラ、1994年発売のキャノンEOS-1n。
どんな過酷な状況でもともかくはシャッターを切ることが出来る、
その為に位置づけられたかつてのプロ仕様機材。
ワタシは2001年からデジタルカメラに移行でしたので
実質5年強ほどのメイン機種でした。
銀塩時代は今のデジカメのように頻繁にモデルチェンジすることもなく
使い慣れた信頼できる機材を長く使いましたので5年は短い付き合いでした。

手放そうか、と考えた時期もありましたが一緒にアジアやヒマラヤを旅した
信頼できるパートナーとの思いもあり、今では細かくついたキズや底面真鍮のスレも
あの旅の時のものだ、といとおしく思えて手元に残りました。
しかしこのでかくて超重量級の機材をよくぞかかえて毎回旅に出たものだと
今でははなはだ感心してしまいます・笑

久しぶりに電源を入れ手にした感触はスバラシイのひと言。
その当時のメーカが威信をかけたフラッグシップ機です。
シャッターの感触、巻き上げモーターの歯車の音、連写のフィーリング、
そして広〜いファインダーの見やすいこと、、、いまさらながら驚きです!

デジカメでも変わらず一眼レフを使っていますが、
かつての精密機械というよりは家電の延長線上に思えます。
便利ですが趣には欠けます。

久しぶりに手にした銀塩EOS1、作品撮影の仕事を終えた後も
長い時間カラ打ちを楽しみ、相方に見せびらかしては
無理矢理シャッターを切らせて、いかにこの感触がスバラシイか
しつこいほど説明した後、磨き上げられもとのカメラ庫に戻りました・笑

[ 2009/07/01 ] 機材 | コメント(0)

この頃をいくつか 

ひなげし

昨日久しぶりの晴れ間に庭いじりを少し。
色とりどりの花色を楽しませてくれたヒナゲシもそろそろ終わりでしたので
大半の株を引っこ抜きました。画像は小さく咲いた最後の花。

南アフリカで行われているプレWカップ、コンフェデレーション99。
無敗連勝記録を更新中だった華麗で美しいショートパスサッカーのスペイン。
よりによって世界標準、労働者階級のスポーツとして愛されている競技である
サッカーにほとんど興味を持たない変わった国、野球では単なる自国内リーグで
あるにもかかわらずワールドシリーズと呼びその勝者を勝手に世界ナンバーワンと称する
不可思議滑稽の国、アメリカにまさかの敗戦・・・
ブラジルとスペインの心躍る決勝を楽しみにしていたのですが・・・残念

制作引きこもり中の数少ない楽しみも終わった、と思っていると
マイケル・ジャクソン死亡のニュース。同時代に生き愛聴していましたから残念、
ですがヒトも生きもの、生き死にはしょうがない。
芸術家の生み残した作品はこれから先もずっと聴き継がれることでしょう。
ワタシの愛聴盤は「Off The Wall」澄んだ声が美しく響きマス。
それにしても、例によってさっそくマスコミはあることないことデッチ上げ大騒ぎ、
生前、芸術家に対して常識が無い、幼児虐待、変人だとこき下ろしていたコメンテーターも
死んだとたんに偉大な才能を無くした、不世出のアーチストだ、童心を持ち続けた天才と
手のひら返し、すぐさま神格化・・・いったいどうなんでしょ。

ひなげし2

ということで今日はワタシタチが居をかまえる横須賀市の市長選挙がありました。
36年もの間官僚出身者が市長をつとめ、ご多分にもれずせっせと借金
山を削ってはハコモノ作り続けた悪しき伝統。そんな流れも変わるでしょうか?
横須賀を地元とし、日本全国に絶大なカリスマ人気を誇った元首相。
そのメッキもいよいよ剥がれてきた、今日この頃。
とりあえず横須賀市民の選択は元首相の応援演説を受けた現職市長の再選に
「No!」でした。
[ 2009/06/28 ] 日常 | コメント(0)

月下美人・開花を待つ・相方は描く 

月下美人

「青山アトリエのブログ」でこの季節になるとちょくちょく出てくる月下美人。
りっぱなお花をたくさん付けていいですね、とお言葉をたびたび頂き嬉しくなりますが
ワタシはたいしたことなんもしてません・笑
しょせんはサボテン、手をかけない方がいいものだと信じているワケです。
ご近所園芸お師匠からいただいた株がただただ元気なんですね。

ワタシがすることといえばデッカクなりすぎると困りますから
グイグイ伸びる葉っぱやシュートをイイカゲンにしなさいと言いつつ
バサッと落とすくらい。
もちろん落とした葉っぱはいつもの癖でテキトウに土にさし込みます・笑
するとやっぱりどんどん増えます。
(いつか皆さんに配ります、覚悟しててネ)

で月下美人の株ってどんななの? といった問いもありましたので
今回の画像は株の全体像。
いただいた時70センチほどだった高さも今は倍の140センチ強。
今ついている花芽はこの画像で見て11芽(先日咲いてしまった花を含んで)あります。
見つけられますでしょうか?

ところで相方がとうとうこの花を作品にしはじめました。
毎年一夜かぎりの花をスケッチしつつお付き合い、だいぶスケッチもたまって
やっと絵に出来るイメージも固まってきたようです。

月下美人作品

相方作、出来たてホヤホヤの作品ですがもったいぶって画像は作品部分です。
ひと月後にせまった渋谷の個展にてお披露目いたします m(__)m

おんなじ花を見続け、スケッチを毎年かさねて
絵になるまでに3年、絵ってそんなものです。

そんでもって相方は今も庭に出てはスケッチをかさねているようです。
ブッソウゲ(ハイビスカス)沖縄イメージの作品になる予定。

ブッソウゲスケッチ

ワタシ咲かすヒト、そして相方描くヒト
生きもので言うところの共生関係です・笑
[ 2009/06/25 ] 植物達 | コメント(0)

月下美人・今年もやっちまったなぁ〜 

月下美人

待ってましたとばかりにいろんな花がポンポン咲く季節ですが
庭花の中でもひときわ存在感のある大花を付けるのが月下美人です。

昨年もそうであったように今年はじめの開花見逃しました・・・(T_T)
日に日に大きくなるつぼみを確認しては楽しみにしていたのですが・・・
ひきこもり制作中の2人がめずらしく外出し、帰宅した夜には雨もポツポツ、
日課の庭水やりもお休みだわね、ということで気が付きませんでした。

翌日どんな様子かな? といつものお庭パトロール。
すでに咲き終わったデッカイお花が垂れ下がっておりました。
第一花がたいてい一番大きな花になりますので残念ですがしょうがないですね。
けっこうコツコツやるキャラのワタシタチ、でも肝心なときハズシテしまうワタシタチ。
まっこんなもんでしょう・笑

でもね、現在他にもたくさん花芽がどひゃどひゃ成長中、
相方は毎日そんな花芽の数を数えてウレシソウ。

まだ小さい赤ん坊花芽をふたつ、株みずからがポトリ落としましたので
(株は自らの体力に合わせて花芽の数を調整しています、オモシロイです!)
なんでも撮っちゃうワタシはお気に入りのバラナシシルク引っ張り出して
せっせとセッティング・笑

月下美人2

(いつもの掲載画像はほとんど無加工、ですがこちらはちょっと遊んでみました)

消滅と再生をくり返す生きものたちを見ていると
バラナシガンガーをいつも思います。
遠くにありてあの街はワタシタチの心を支えているのでしょう。

[ 2009/06/23 ] 植物達 | コメント(0)

木を磨く 

木を磨く

青山アトリエ「子供のためのクラス」では、いま木を磨いています。
拾ってきた木の枝をひたすら磨きます。
荒い紙ヤスリからはじめて少しずつ木の皮を削っていき、だんだん細かいヤスリで磨き
使い古した紙ヤスリでも磨き、指でこすってとことん磨きます。

子供たちはワケもわからず落ちていた木を磨き始めるのですが
アトリエの3時間ひたすら磨き続けるうちに
木の皮ははがれ、だんだんツルツルしてきて、
それぞれの木の表面には描いたような模様が浮かび上がります。
なお負けずに磨き続けるとだんだん艶が出てきて美しい光沢を持ちます。

いったい何をやっているんだろう?
不思議がっていた子供たちもその単なる朽ち木の変化するさまに
すぐに気が付き夢中になっていきます。
しまいにはそれぞれの木から出てくる模様の違いや面白さに驚き、
鏡のように磨かれた朽ち木に喜んでほおずりして触感を楽しみ、
クンクンそれぞれの匂いの違いまで嗅ぎくらべています。
虫のすごした穴を見つけては喜び興味津々、
出てきた削りかすまでナニカにならないかといとおしそうです。

木を磨く2

技術も知識もいらない、きっかけと根気さえあれば出来る
役に立ちそうもない、こんな作業こそ原点だと考えます!
価値の無さそうなものに価値を見いだし、手触りや匂いを感じ夢中になれる!
朽ち木一本が小宇宙。
五感を刺激する喜び驚きは身近に転がっています。

磨き始める前の拾ったたんなる朽ち木はいまや彼らの宝。
一本ずつていねいに名前を書いて次の作業を待ちます。
「くだらない、と思われることこそなおさら全力でガンバレ!」
と、伝えたいと思っています。

作品「ワンちゃん」 

ワンちゃん

今回は「大人のためのクラス」からの作品紹介になります。
ワンちゃんです、かわいいですね〜!

作者が長年いっしょに過ごしているワンちゃんですから
ポーズといい、その表情といい、どこか柔らかく優しさがにじみ出ています。
今はカメラでパシャリと愛犬、愛猫を撮る方が多いようですが
こんな作品となって見せられると、
またよりいっそう作者の思いが込められているように感じられます。
不思議なものですよね。

まずは画用紙をパネルに張り込みまして、
水晶石や方解石の粉末を画面に何層か塗り込んで
かわいた質感の下地を丹念に作り、
それからスケッチブックに取ったデッサンを
下地を作った画面にじっくりとトレース(転写)をして
その上にやっと水彩絵の具やアクリル絵の具で
じんわりと彩色をほどこしていきます。

作品の完成までには時間がかかるものです。
それはそうです、何工程もの手順をふんでじっくり進めるわけですから。

やっと仕上がった作品を額に入れて持ち帰り、お部屋を飾ります。
誰のものでもない、自分で構想しすべて描いた
世界でただ一点、ゼロから生み出された作品。
いいものです。

ブログ・プチ改造しました 

キマダラセセリ

いまだ細かな不具合はポツポツ出てくるものの
ブラッシュアップされたおじいさんPower Mac君、順調に稼働しています (^-^)
動作もこころなしか軽くなりサクサク動くようになりましたので、
気をよくして溜まった作品資料や書類のファイル整理をせっせと進めています。

お片付けはスッキリして気持ちのいいものですが、
それだけではツマラナイので調子に乗って
当ブログのレイアウトデザインも少々いじってみました。
ウェブについてろくな知識も持ち合わせていませんので
たいしたことは出来ませんが、もともと複雑なことも求めていませんので
とりあえずこんな所かな、と思いつつ。
また気が付けば少しずつ直していこうと思います。

今までと変わらない青山アトリエのテーマカラー、
ブルー基調がコンセプトですので
「いったいなにが変わったの?」という向きもあるやもしれませんが
まあ本人とりあえず以前よりは少々スッキリしたかな、と自己満足・笑

写真は庭先でくつろいでいたキマダラセセリ。
セセリチョウの仲間はどこか丸っこく、
ワタシには犬顔に見えてカワユク映ります。

しかしブログデザインやレイアウトうんぬんの前に
「絵画教室 青山アトリエ」のブログであることを放りっぱなし・・・?
であるかのような脱線記事多発連発の方が
問題アリな気もチラホラ・・・

かくなる上は
「旅やら虫やらお花やら」の記事で別ブログを立てて
青山アトリエブログはきっちりアトリエでのあれこれ記事を、と
そんなブログの棲み分けも考えない訳じゃありませんが
ブログ2つの管理・・・??
その労力を考えると、今のままが無難だよなぁ〜
と妄想にとどめる事にしています・笑
[ 2009/06/15 ] 昆虫達 | コメント(0)

Macの延命・復活! 

コクチョウダリア

少しブログ更新の間が空きました m(__)m

メインで使っているコンピューター Power Mac G4 MDD
長年酷使しているにもかかわらず、よく働いてくれる愛機です。
しかしいかんせん古くなってきて今の規格と合わない部分も出てきまして
延命か否か・・・ひたすら悩む日々、だったワケなのですが・・・

出てきた答えは「延命!!」

ということでPower Mac君を開腹してあれこれメンテナンスを施していました。
各パーツをチェックして満腹になった旧規格ハードディスクも交換。
データーバックアップもこのさい何重にも取れるようにセッティング。
と、作業は順調だったはずなのですが・・・・・

さてさて数日かけてすべて作業完了!
開腹した内部もキレイに清掃、外装もフキフキしてツルピカ君に
さあ〜、愛情をこめていざ起動!〜〜〜〜しません・・・(>_<)

血の気が引きました、焦りました。
数日かけた延命措置がすべて無駄? いや、仇になったのか?
いやがおうにも最新Macの導入か?
イヤイヤこうなると最新モノより旧式のPower Mac君がいとおしい・・・

この型Power MacG4 MDDは電源ユニットがウィークポイントとされています。
実際よく壊れるようです。
しかも運悪く、つい先月この機種はアップルのサポートも打ち切られ
電源ユニット交換部品はネットオークションでもエライ高値が付く始末・・・・・
そんなこんなで、打ちひしがれていたワケです。

が! さきほど、なんと復活!! 起動しました。
万が一と神頼み的に基盤上のPMUリセットボタンをプッシュ、
その後数時間しばらく放置して起動ボタンをプッシュ、
と、「ジャーーン!!」 感動の起動音 (T_T)

ということでOSも10.3から10.4Tigerに上がり
システムもブラッシュアップされて、気のせいか動作も以前よりも軽快!?
おじいさんMac君には来たる夏の暑さはキツイかと思いますが
まだまだ働いてもらいたいと思った次第でございます >^_^<

(ここのところのやれ給付金やら、エコ?ポイントやら、エコエコ車減税?やらの
 お国上げての買え買えキャンペーンにはゲンナリウンザリ呆れっぱなしでしたから、
 なおさら良かったです・笑 )

写真はお庭の黒蝶ダリア、ボルドー色の渋いヤツです。
相方の絵描きさんはコヤツも来たる個展に出品させるべく
スケッチに余念がありません。ワタシもとなりで応援しています \(^O^)/

[ 2009/06/12 ] 日常 | コメント(0)