プチ旅記・伊那谷散歩 

伊那散歩1

プチ旅記、久しぶりの単独行は続きます。

せっかく南信州に来ているのだからあわよくば山取材でも
そう思って駒ヶ根の駒ヶ池まで来てみましたがまったく展望はありません。
視界が開けていれば正面に木曽駒ヶ岳が水辺に姿を写しつつドーンとあるのですが
この日はご覧の通りの曇り空、しょうがありませんね、山とはそういうモノです。

長野県にはたびたび山取材に訪れていて
こと南信、中信には相当数来ていますので土地勘はあるのです。
息抜き小旅ですからパトロールがてら少々まわってみましょう。

駒ヶ根にあるお寺
しだれ桜と早太郎伝説と光苔で有名な光前寺
うっそうとした森と巨木、苔むした境内が印象的です。

伊那散歩2

光苔(ヒカリゴケ)は希少なコケの一種でレンズ状の細胞を持ち外光を反射して
光って見えるというもの。条件が良いと金緑色に見えると言います。
わっかるかな~、参道石垣の隙間奥でほんのり光って見えるのが光苔デス。

伊那散歩8

田舎路、あちらこちらで山ほどのコスモスが風に揺れています。
ボウボウに茂り、元気で大きくなりすぎて風で倒れてしまっても
かまわず咲いている、そんなコスモスが自然に感じられて好きなのです。
花蜂やチョウチョウも舞っています。

伊那散歩3

村でも歩きに行こうと上村(かみむら)を目指すも山道に根負け
諦めてひとつ手前にある大鹿村を歩いてみました。

もともと伊那谷から飯田周辺の山間地は1970年代あたりから
世界を歩いた筋金入りヒッピー達が定住場所として多く入村していった
そういうお土地柄。特に大鹿村はその傾向が強いといいます。

大鹿村、スーパーマーケットやコンビニなんてもちろん無い
かなりの山奥村ですがお花が多く咲く美しい村なのです。
この村を日本のチベットと称する方がいるようですが
緑多き土地ですのでワタシにはネパールの山岳民村を思い起こさせてくれます。

伊那散歩4

平成の市町村大合併でも前述の上村は飯田市に組み込まれ消滅してしまいましたが
大鹿村は住民投票で合併に反対多数で存続、そんな村なのです。

一般的にはこのあたり周辺は伝承伝統芸能の宝庫として知られています。
上の写真はそんな大鹿歌舞伎の舞台となる大磧神社大鳥居です。

伊那散歩5

訪れたときにはひっそりと静まりかえっていましたが
こちらが田舎歌舞伎が上演される舞台。

春の定期公演の様子が下の写真
近年こちらの田舎歌舞伎も知れ渡りかなりの人が押し寄せているようです。

大鹿歌舞伎
ウィキよりの無断引用写真 m(__)m

ともあれそんな行事以外ではいたって静かな村なのです。
季節柄、辺り中に落ちている栗を拾う方々
腰に籠をくくりつけてキノコ狩りに山に入る方々
そんな山での暮らしを見ながらゆったりと歩くことが出来ました。

伊那散歩6

観光名所など無くとも咲く花をながめ、集う生きものたちを追っていれば
ワタシなどすぐにシアワセになってしまいます。
かえって余計なモノなどなんにも要らないと思っていたりもします。

ところで上のチョウチョ、はじめて見かけたのですが
なんてチョウチョなんでしょ・・・ご存じの方いますか?

伊那散歩7

比較的高度のある山中でしたので
まだ彼岸花もまだこんなにきれいに咲いていました。

(写真/LUMIX DMC-G1/G 20mm/F1.7/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8/
  G VARIO 14-45mm/F3.5-5.6+NikonNH-WM75)

[ 2010/10/22 ] | コメント(0)

秋色スケッチ 

やまごぼう

「大人のためのクラス」からの作品紹介です。
今回は秋のスケッチから、作者はすべて同じ方になります。

生き物すべてが生き生きと謳歌する春から夏、沈黙のモノトーンである冬。
そのあいだにある秋、一瞬世界は華やぎ色にあふれます。
1枚目はヨウシュヤマゴボウ
植物に造詣の深い作者は身近からいつも魅力的なモチーフを見つけます。

ほととぎす

2枚目は秋の花ホトトギス
虫食い跡や日焼けしていたんだ葉が自然さをかもしだします。

ぶどう

つぎはブドウですね。
秋にはおいしい果物もいっぱい。葉の表現たらしこみ技法が効果的ですね。

コスモス

最後は秋花の代表格コスモスです。
昨年描いたスケッチと同じ感じの構図で今年も描いてみました。
スケッチそれぞれの背景には水彩絵の具に水をたっぷり使ってぼかしを効かせた表現
描かれたモチーフを引き立てて秋の情感がより増しているように見えます。

今回紹介のスケッチは青山アトリエの時間で描かれたものではなく
すべて自宅で描かれたものなのです。
日常アトリエ以外でも描くことを楽しまれている様子。
ワタシタチまで嬉しくなります。

水彩スケッチ3題 

コスモス

コスモス2

今回の青山アトリエ作品紹介はお花のスケッチ「大人のためのクラス」から3人の作品になります。使っている画材は画用紙に鉛筆、彩色には透明水彩絵の具や顔彩、画材店や文房具屋さんで普通に置いてあるものを使っています。
コスモスが2点にホトトギスがモチーフです。どれも印象的な秋の花ですね。

上の作品は水をタップリ使って柔らかくぼかした背景に丁寧に描かれたコスモスの花、まるで秋の空に風で揺れているような風情、清楚な雰囲気が漂います。
下左の作品もコスモスの花。作者の印象をもとにいろいろな色味が入って、より秋らしさをかもし出しているように思います。花の形も自然さをよくとらえていますね。
下右の作品はホトトギスの花、画像が小さく判り辛いですが細部まで良く描き込まれていて植物図鑑にも使えそう、紫色は難しいのですがつぼみの紫など良く発色しています。

ホトトギスを描いた作者が「描いてみてわかったんですけど、このお花本当に面白い形なんですね!植物ってみんな違っていて、それぞれ良く出来ていますね!!」と話されていました。
同感です・笑 スケッチの基本はよく観ること、観察すること。大げさなものは何もないんです、よく観て描いていくと描き手には発見がもたらされます。ただそれだけの事なのですが、くり返しいろいろとスケッチを重ねていくと、今まで見過ごしていたものが面白く見えてきたり、見慣れたものが初めて見るように新鮮に見えてきたりするようになります。

このことだけでも「豊かなことだなぁ~」と思うのですが、いかがでしょうか?


コスモス満開\(^O^)/ 

花の国1

画室ひきこもり生活が続いています。今のペースだと12月に入るあたりまでこの調子?
作品が仕上がらない苦しみもありますが、昼夜ひっくり返ってシンと静まった夜に
集中しつつ、また思索にふけりつつ絵筆を運ぶのはある意味喜びでもあります。

とはいえ少しは庭以外にも出なきゃ、体にわるいだろう・笑 ということで
「くりはま花の国」に行ってみました。近くですのでいつものスクーター2人乗りです。
ヘルメット越しの風が心地いい~~ (^-^)
到着すると「くりはま花の国」言うところの100万本というコスモスが満開でした!

花の国2いちめんのコスモスが大広場で
風に吹かれてゆ~らゆら。
平日だというのに
人も多く、振るわっていました。

園内には汽車ぽっぽを模した
乗り物も走っていい感じです。

さあ束の間ののんびりタイムです。
お散歩気分でてくてくしていると
おっと「聞き覚えのある羽音」が?!
盛りを過ぎた百日草の花まわりで
せわしなく空中静止吸蜜している
ヒメクロホウジャク君です。

(9/30日の記事でも同じスズメガをホシホウジャクとして書きましたが、どうもヒメクロホウジャクのようですね。背中のウグイス色が美しいです)

秋旅の情景にはいつもコスモスがあります。田舎道の路傍や民家の軒先や畑の端っこ辺りにたなびいています。
昔ながらの好き放題伸びたひょろ長い
タイプが好みです。ややぞんざいな植えられ方、もしくはこぼれ種で勝手に出た、そんな無造作な姿がまたいいです。

去年の今ごろは四国と九州を取材して廻ったなぁ~、本当にいいところばかりだった、腰のすわったいい田舎がたくさんだった。どこも元気なコスモスが揺らいでいたなぁ~。

とそんな記憶の反芻を楽しみつつ
また筆を持ちます。


[ 2008/10/21 ] 植物達 | コメント(0)
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