 8月も今日で終わりです。夏が過ぎゆきます、今も秋の虫の音が響いています。ボーッとするしか出来ないような酷暑もウンザリですが、夏が終わってしまうのも寂しいものなんです。 今回は久々に青山アトリエの作品紹介です、本来このブログがあるべき姿ですね・笑 左の作品は「大人のためのクラス」から、ヒマワリの鉛筆デッサンになります。作者は男性の方で実はまだ青山アトリエで制作を始めてから数枚目、お花を描くのはこのヒマワリが初めて。今までは基礎デッサンを描いてきました。一般的にはまだ初心者と呼ばれる域です。 しかし1枚目のお花の素描でこの出来です!スバラシイです。ヒマワリの持つ力強さや花びらの質感、ズシッとした重さまで感じることが出来ます。練りゴムで消すのではなく、描くように整えてをくり返し、形が違うと気が付けばスパッと直し、その結果作品自体が息づいている様にも感じられる仕上がりです。作者曰くゆくゆくは旅先でも筆を持って気軽にスケッチ、そんな事をやってみたいとおっしゃっています。すごくイイナ!と思います。写真とはまた違ってスケッチには作者の思いが乗っていきます、どんどん描いてみてくださいね! 右の素描は子供のためのクラスから。鉛筆でアルストロメリアをデッサン、色鉛筆で彩色をほどこしました。線でとらえた形がたいへん美しく、集中してよく観たその形にウソがないのが見て取れます。ビックリですね。驚くべきはその描き進め方、スケッチブックいっぱいにタップリとした構図でアタリをほとんど取らずにはじめから線で慎重に形を探っていきます。集中力と対象を観察しようという意欲があふれています。これでまだ小学5年生!!描ききった後の満足そうな笑顔と集中して疲れ「フーーッ」と息をついた表情がとても印象的でした。 絵の世界では子供だから子供っぽく、もしくは大人は大人らしくといった先入観は不要。大人が無邪気でも子供が神妙でもいいんです。型にはめては何事もつまらなくなります。一生懸命描いた作品には必ずその人らしさ、個性が表れてきます。 このあたりも絵のもつ特徴で、面白いところです。
 なんだか急に涼しくて過ごしやすいです。都内ではこの夏豪雨が話題になっていましたが、三浦半島ではまるで雨がなく土もカラカラに乾ききって困りましたが、このところのお湿りでひと安心、庭の水やりもひと休み。でも夏が過ぎゆくのはちょっと寂しいんです・・・(T_T) メダルメダルで大騒ぎだったオリンピックもやっと終わって落ちついた日々になりました。またこれから日本ではギョウザで一騒ぎなのでしょう、お偉いさん達がくりなす狸と狐の化かし合いが見ものです。(鳥獣戯画の世界ですね)中国の方々は姿形こそ日本の人々とそっくりですが文化的にも、ものの考え方もだいぶ異質ですから日本的常識で考えていては通用しませんよね。 今日は展覧会の搬入がありました。夏中ひたすら続いた展覧会もこれでラストです。 「漣の会」多くの作家が出品するグループ展です。見知らぬ絵描きを集めた展示ではありません、湘南界隈で長い間交流を持ち、それぞれで切磋琢磨してきた造形作家達の展覧会です。 大学や世代もバラバラ、でも1つの地域で刺激し合ってきた仲間、この括りがいいんです。 各作家小品3点ずつの出品ですが、お近くにお越しの際はぜひご覧になってみて下さい。 何話か続けてきたチベットのお話も続きを書こうと思うのですが、かなり絵画教室のブログから離れていきそうですので、ポツポツとチベット関連の方はまた更新していこうと思っています。 (漣の会詳細は右下の「全文を表示」をクリック)
 私達はクラゲの絵やマングローブに舞う蝶、チベットの山や名もない木の絵を出品です。 ご高覧よろしくお願いしますm(__)m
 チベット文化圏ラダックはインド最北部ヒマラヤ山中に位置しリトルチベットも呼ばれます。 写真はラダック中心地レーのシンボル的存在、レーパレス(旧王宮)です。 ラダックは1974年に入域制限が解かれて旅人にも徐々に開放されたチベット文化圏。入域制限がかけられていた為かチベット仏教やその文化が色濃く伝えられたままの姿があると言われていました。本家チベットが中国によって「チベット自治区」とされてから、長きにわたり同化政策が取られてきた今では、その本家よりもチベットらしい地域とも言われています。 中心地レーの標高が3700メートル、体が順応するまではカタツムリの気分でゆっくり行動して高山病に注意です。降雨量は極端に少なくひどく乾燥しています、気が付くとクチビルが乾燥でパカッと割れてきますのでこれも注意です。生活水はヒマラヤの雪解け水に頼り、紫外線は強力でサングラスは必須、目がやられます。現地に入浴の習慣が乏しいのもわかります、日本でのように毎日お風呂に入っていては紫外線と乾燥ですぐにやられてしまうのでしょう。 このようにかなり過酷な環境ですが、人々は穏やかに慎み深くチベット仏教と共に住まっています。この地に住まう人々は「ラダッキー」と呼ばれています。現地の言葉でこんにちはは「ジュレー」、この地では何度このジュレーの挨拶を交わし合うことか、微笑みと共に交わすジュレーで気持ちはホッコリあたたかく、こころ休まっていきます。 まだバックパッカーとしての旅を始める前のこと、たまたま出かけた図書館で見かけた一枚の写真、何故かその場でその写真集の中の一枚に強く惹かれました。その写真に写っていたのはこのラダックの青空に浮かぶようにそそり立つレーパレスでした。なぜそんなに惹かれたのかわかりません、波長が合ったのか、もしかして運命か・笑 その場でメモしたラダックの文字、もちろん当時インターネットなどは無く、それにしてもまあろくに調べもせず、ともかくラダックとやらに出かけてレーパレスを見てみるぞ!若者らしい短絡的な発想と行動力で、あっけなくはじめてバックパッカーとして旅に出ることが決定しました。 ところでラダックってどこにあるの?どこの国? なになに?インド? インドかぁ、まあとりあえず行ってみるか!と手元にニューデリー行き格安チケットを握りしめ、気合い十分・笑 インドへの旅、その難易度は初心者にはかなり高レベルな事もまったく知らずに・・・大笑 そして、すべての旅はここからはじまりました。すでに20数年前のことです。 次回もラダックでの旅の話しが続きます。(青山アトリエでの新作も随時アップしていきます、絵画教室のブログであること忘れていません、大丈夫です・笑)
 リトルチベットとも呼ばれるインド北端ヒマラヤ山中のラダックへ向かう道でのお話。 美しい湖ダルレイクにハウスボートが浮かぶ風光明媚なかつての高級避暑地、しかし今では政情不安万年戒厳令状態、日々爆弾が鳴り響くカシミール州スリナガルからご覧のようなバスに乗り、ほぼ未舗装路を丸2日激しい揺れと振動に耐え抜けば目的地ラダックに到着するというタイムスケジュールを信じつつ・・・乗客はすでにみな放心状態、目は虚ろです。 インドTATA社製のバスにサスペンションは無きに等しいとの噂通り、ビビビビッとダイレクトに背骨を貫く振動、窓はヒビ割れ閉まりもせず全身砂埃でジャリジャリ、しかもちょくちょくプスッと止まっては運転手が専用工具も持たず原始的にガシガシ修理しつつ、熱対策でしょうかエンジンにたびたび水をブッカケながらあえぐようにジリジリ進みます。これでもスーパーコーチと書いてあるようにひとクラス上のツーリストバスなんですね・・・ 運転手は痩せこけたお爺さん・・・異様にテンション高く、手元のオンボロラジカセでインド映画音楽をガンガン鳴らしつつもアクセルはずっとベタ踏み、インド低カースト御用達の安タバコ、ビリーの火を絶やすこともなくバフバフ煙を吐き、目は血走っています・・・まれに他の車を見かけるとクラクション鳴らしっぱなしで鬼気迫る形相で抜きにかかります、ガードレールなど無い崖道だっちゅうに・・・もちろん交代運転手なんていません・・・このとってもワイルドなちょいワル痩せこけお爺さんが乗客の命運をにぎっています・・・  道はといえばヒマラヤカラコルム仕様、インダス川の源流に沿って突き進むバス1台分がやっとの大半未舗装路。 景色は絶佳。地球のなり立ちや太古の造山活動を肌で感じ「これではバランスが・・・調和がとれてないでしょ」と突っ込み入れたい荒涼の山砂漠。 「この道じゃ事故もねー、あるでしょ?」と見ると谷底に転落済みの残骸バスも発見・・・コレハ!アリエマセン・・・徐々に景色をながめる余裕もなくなり体力はどんどん吸い取られ、ただひたすら忍の一字に・・・。 もはやなにも考えることすら出来なくなり、背骨は痛み、跳ねてはタンコブ作り、眼鏡のレンズは割れ、内蔵が下がりきった頃に、目的地であるラダック地方中心の町、レーに到着です。 もう2度とこんな乗り物イヤです、と思いつつヨロヨロ足でバスを降ります・・・ (しかしそんな思いもむなしく帰路は、さらにさらにキビシイ行程に・・・笑) 目的地レーに到着し、虚ろな目で辺りをながめるとそこは紺碧の空が広がる別天地でした。 次回からはチベット文化圏ラダックに入ります。
 チベットへの旅ということで記事を書いていこうと思うのですが、前回の記事で書きましたようにチベット人は国をまたいで点在しています。そこで記事はじめのチベットは国で言うとインド、亜大陸北端ヒマラヤ山中に位置する「ラダック」へ向かってみようと思います。ラダックは別名「リトルチベット」とも呼ばれています。 (またインドのお話?というなかれ、たまたまですヨ・笑) 写真はまた古いポジからのスキャニング。カシミヤ織物やカシミール絨毯、湖に様々なハウスボートが浮かぶ避暑地で有名なカシミール州、州都シュリナガルを出発してラダックまでの道のり途中になります。ごらんの通りヒマラヤ山中の荒野をひた走り、うまいこと予定通りに進んで丸2日、途中4千メーター超の峠をいくつか越えるなかなか脅しの効いた行程です・笑 写真の車は「アンバサダー」その当時インド中を走っていた大国民車です。1950年代に英国で作られていたMorris Oxfordという車のインドメイクコピー車でなんと50年以上モデルチェンジ無しというシーラカンス級の化石車です・笑 その当時インドは少しずつ市場開放を始めた頃でいまだ高関税半鎖国状態、車と言えば英国設計のインド製がほぼ大半、少しだけマルチ(日本のスズキ、インドでスズキ車は壊れず力もあって大人気でした!)が走っている状態でした。ですのでこのアンバサダーはお金持ち、政府高官から町場のタクシーまでみんなが使った、良くも悪くもインドクォリティー丸出しの愛すべき国民車でした。 型は同じでも生産年代がとっても長いので車の状態は様々でまるでバラバラ。ピカピカに磨き上げられたオフホワイト色の運転手付きお偉いさん御用達アンバサダーから、コレハ絶対アリエマセン!と絶句する見事なオンボロ車まで、とってもバラエティに富んでいました。バックパッカーの移動手段は運賃の安いバス使用が中心であまりアンバサダーに乗る機会はありませんでしたが、たまに乗ってみると、すべて車内の床が朽ち果て地面丸出し、走行しながら車内は激烈な土ぼこり充満でゲッホゲホ、といったオイシイ笑い話にもよく出会えました・笑 (もちろん旅中は笑い話でも何でもなくコレハ絶対アリエマセン・・・と困惑絶句でしたが) 写真の車はおそらくチャーターして北方へ向かうアンバサダー、結構料金がかさみます。 お金を使いたくないバックパッカー達は迷うことなくとても残念なバスに乗り・・・。 そんな話しで次回へと続いていきます。
 これからまた旅ネタをいくつか書いてみようと思います。 写真は古いポジからのスキャンもので、チベット地域でよく見かけるチョルテン(仏塔)。 チベット民族は高地に住まい、チベット仏教を信仰する人々で多くの日本人と同じモンゴロイド系ですので顔つきは私達ととても似かよっています。 チベット文化をそなえたチベット人達は最近日本でも珍しく話題に上がるようになった、中国側が言うところの「チベット自治区」だけに住んでいるわけではありません。ヒマラヤやカラコルム山系高地の広範囲に点在しています。 20数年前にはじまったバックパッカーとしての旅もチベット圏からスタートしました。本家チベットのラサや有名なポタラ宮(ダライラマが住まっていた王宮)には憧れもありましたがいまだに訪れたことはありません。今のまま情勢変わらずでしたら今後も出かけることはないと思います。しかし今まで他のチベット文化地域にはずいぶん足を運んできました。国で言うとパキスタン、インド、ネパール、中国雲南省などになります、在住するお国は違えどもチベット人はチベット人として大地にしっかり根付いていました。ワタシにとってもいろいろな意味でものごとを考えるきっかけをつくってくれた場所でもあります。 これまで半端じゃない優しさと親切を受け、おそらく多くの影響も受けているであろうチベット地域についてこれからポツポツ書いていこうかと思っています。 あいかわらず青山アトリエネタから離れていっていますが、ぜひぜひご容赦の程を・笑
 毎日暑いです。酷暑と言いますがやはり温暖化の影響があるのでしょうね。生き物の分布にも変化が見られるようで、南方系のセミであったクマゼミなども生息域が北上しているらしいです。関西辺りではアブラゼミからクマゼミが普通種の座を奪っているそうですので関東でも多数クマゼミが見られる様になるのも時間の問題ですかね? ただ「温暖化」というキーワードが単に流行り、それぞれの思惑で勝手な解釈が一人歩きしているようにも思いますので、なんでも温暖化のせいにしてしまうのはアブナイ気もします。 写真はサトキマダラヒカゲ、だと思います。墨を流したような紋様がステキです。 (続きを読んでくださる方は下の全文を表示をクリック)
昨年から我が家の庭限定でいろいろと観察しては楽しんでいます。小さなフィールドでも毎日変化が見て取れますし、それなりに自然のドラマを感じることが出来ます。  左上はピョンピョン大量にはね回っているオンブバッタ、まだ子供のくせに大食漢でごらんの通りエダマメの葉はもはや瀕死の状態。右上はかろうじて結実したほんの数えるほどのエダマメ・・・トホホですがエダマメは虫が付きやすく栽培が大変であることがわかりました。 中左はキアゲハの幼虫で毎年パセリやフェンネルに付きます。こちらも大食漢、大株でも数匹付くと数日で丸坊主になります。少しはワタシタチのぶんも残せよな!と言いたくもなります。もはやハーブを育てているのか彼らを育てているのかわからなくなりました・笑 でも日々丸々と育っていく姿を見るのもいいものなのです。 中右と下左はたわわに実ったトマト、たまにはまともに育った作物もあるんですよ・笑 ただ土の改良をしてみたものの連作障害が出ているようでちょっと不安。上の丸いのは生食用、下の長いのは加熱用でそれぞれ日なたの味がして美味いです。たくさん取れそうなのでドライトマトでも作って楽しもうと思っています。 下右はおなじみの蚊、夏の嫌われ者代表格ですね。この夏だけでもすでにどれだけ刺されているか見当も付きません・・・キンカンの減りが激しいです。アカイエカだと思うのですが逆光の中ワタシの血が透けています。満腹でご満悦なのでしょう、からだが重そうです。母はこの栄養を元にたくさんの子孫を増やすことでしょう、そしてその子孫を栄養にしてカエルやさまざまな昆虫や鳥が育っていきます。 知らず知らずのうちにワタシも庭の「自然サイクル」に参加しているんですね。 かゆいかゆいの毎日はイヤなんですがマラリア蚊(ハマダラカ)は今の日本で心配ないようですし、まあいいカ、ですね・笑 世の中オリンピック、やれメダルだー、の大合唱でもうすでにウンザリ気味・・・ こういった大騒ぎ一色に染まった時には必ずカゲでコソコソ姑息な動きをするものが現れます、みなさん気をつけましょうね・笑 まあこちらはマイペースで次回からは「旅もの」で更新していこうと思います。
 制作に籠もり作品を生み出し続けると放電過多(エネルギーの使いすぎ)になります。そんな時にはしっかり充電して次の制作に備えなくてはいけませんね。パッと取材旅にでも出掛けられれば刺激も多く受けられてベストなのですが、案外身近でも気分が変わって楽しめます。 写真はヤマトシジミのペア。ブレ写真ですが動きが出ていていいかも?と自画自賛・笑 (続きを読んでくださる方は下の全文を表示をクリック)
ここところ草いじりも出来ていませんでしたので毎日庭に出ています。真夏の太陽をバシバシ浴びながら好き放題伸びまくった植物相手に手バサミでチョキチョキ。 ワタシは庭師じゃありませんから1日でガンバッテ剪定しようなんて思っていません。ちょこっと切っては穂先を見つめ、花殻摘んでは花弁をながめて、下草抜いては逃げまどうダンゴムシやミミズを見て妙に感心し、葉っぱを裏返して何かの卵を見つけてはフムフムと納得です・笑 ヤマトシジミはもっともよく見る普通種で地面近くを多数舞っています。カタバミ(雑草と呼ばれどこにでも生えてくる)が食草ですので庭では全部抜かずにまばらに残してあります・笑 下の写真はシオヤアブ(ムシ嫌いな方にはちょっと怖いかも?)  シオヤアブは無敵のハンターで飛んでいる昆虫ならほとんど狩ってしまう、自分が昆虫だったら絶対に出会いたくない相手です。強い者はカメラ片手に寄っても動じません、堂々としています。と思うとパッと飛び立ちあっという間に獲物をくわえて舞い戻り、また我関せずです。 大友克洋の描く近未来バイクのような有機的甲冑フォルム、大きな複眼以外は黄色いヒゲにおおわれた思いのほかユーモラスな顔、お尻に白い毛がモハッと生えているのはオスの印。同じ肉食昆虫中でも卓越の飛翔力を持つオニヤンマやこれまた最強の部類スズメバチ系の相手も捕らえるというのですから驚きです。大きくても3センチほど、相手をマヒさせる毒を持つこともなく特化した武器も持たず、での卓越した力は居合い抜きの達人を思わせる凄みがあります。  と足元にはこちらも手刀のみで勝負するカマキリ。ちっちゃかった彼らもずいぶん大きくなりました。 こちらは逃げないばかりか「オウ!何か用か!」とガンヲトバシテキマス・・ 他にもお見せしたい生き物がたくさんなのですが今回はこのあたりで。 ルッコラもパセリもいつの間にか食草として乗っ取られて丸坊主・・・ エダマメも食べられ放題で収穫もままならず、バジルは穴だらけ・・・ 小さな菜園は単なる観察の場と化しましたが作物を出荷するワケじゃありませんから気は楽です。 ともあれみんなガンバッテ生きています。ワタシタチも暑さにめげずに生きましょう・笑
 先日横須賀の花火大会に行ってきました。梅雨明け頃から日が暮れるとあちらこちらから花火を打ち上げる音が聞こえてきてウズウズしていたのですがどうにも制作続きで・・・ともあれやっと出掛けられました\(^O^)/ 出掛けると言ってもスクーター2人乗りで花火大会会場まではものの5分程度。我が家からは一番近場の花火です。 (続きを読んでくださる方は下の全文を表示をクリック)
花火はかなり好物でいつのころからか夏になると楽しみに見続けてきました。 いろいろ出掛けましたが、西から江ノ島、鎌倉、逗子、葉山、横須賀西地区、三浦海岸、横須賀。これらは何度かもしくは何度も通いました。やっぱりくり返し通うとだんだんそれぞれの味わいが感じられてきて、さらに楽しくなります!!花火にも個性がありますよね。 今回の横須賀花火大会、時間は短いのですが打ち上げ総数も多く、打ち上げ台も海上2カ所、水中花火もあり、バラエティにも富んでなかなか豪華なものでした。  面白く変わり種なのは横須賀西地区の花火大会。自衛隊駐屯地を開放して毎年8月末に開催、いつも夏の終わりを飾ってくれます。とてもローカルで打ち上げ数もさほど多くはないのですが、スゴイのは花火がトテモ近いんです!!「えっこれっていいの? ありですか?」と思わせるほど打ち上げ場所が近く、耳をつんざく轟音と共に、見上げる首が痛くなるほどに、花火は真上に上がってデッカク見えます・笑 何尺玉といった豪勢な花火が打ち上がることはありませんが、この近距離打ち上げのド迫力で十分おつりが出ちゃいます! さらにスゴイのは空からボンボン火の粉が降ってくるんですヨ!!! 花火の火の粉、燃えかすが観客に降りそそいで、場合によって、あわてて逃げないととってもデンジャラス!!!! すさまじい轟音の中、火の粉から逃げつつ、この場所はといえば普段は一般の方は入場できずの自衛隊駐屯地ですね・・・(@_@;) これはリアルな臨場感。 残念ながら2年ほど前から西地区の花火も打ち上げ場所がしっかり離されて、普通の花火になってしまいました。おそらくというか、さすがに「なんて危険な!」などどクレームがついてしまったのでしょうが、ある意味「日本一臨場感あふるる危険な花火」として楽しみにしていましたので、ワタシとしては残念です・笑
 真夏・夏全開ですね!個展がひとつ終了してやっと一息ついています(^-^) もっとも我が家のもう1名の絵描きさんの方はいまだ 個展の会期真っ最中、暑い中毎日京橋の会場までせっせと出掛けています。ごくろうさまですm(__)m 今回の展示は海中風景、漂うクラゲがモチーフの核となっています。クラゲを漢字であてると水母や海月になるそうです。漢字ってうまいものですね、言葉からいろいろなイメージが広がります!! 青山アトリエ新作発表・その5は「大人のためのクラス」からのご紹介です。どちらの作品も「自由に描きましょう」使う画材もそれぞれお好きなもので、といったことで描かれました。自由に描く・・・自由という言葉はとても響きのいいものですが、それぞれの感性で構想や色味にいたるまでのすべてを決めていくのですから大変です。仕上げまで迷いや苦労が待ち受けていると思いますが、その分それぞれ各人の個性が際立って出てきます。そんなところも絵を描くことの魅力です。 左の作品は大きな貝にパイナップルがモチーフ、ソフトパステルで塗り重ねられた空や海の冴え冴えとした発色が真夏の日差しを感じさせます。入道雲、コバルトの海に白波、じつは作者は沖縄出身の方なんですね。この明るい色彩が原風景なのかもしれません。額を着せて夏のあいだ部屋を飾るそうです、どうか楽しんでくださいね。 右の作品はまだ未完成なのですが制作の進め方がとてもいいのでピックアップしてみました。ご自分で咲かせた胡蝶蘭をモチーフとして堅牢な下地作りを経て顔彩(水彩絵具)で描かれています。蘭を育てている方なら丹誠込めて育てた株に花がついたときの喜びの程を経験されているかと思います。作者も花期に自宅で何枚もスケッチを描いてはアトリエに持参されていましたが、何も言わずとも感動がそのスケッチから見て取ることが出来ました。現在フォルムも構図も、そしてバックのグラデーションもバッチリ決まっていますので、どんどんご自分のイメージに沿って展開させてみてください!!
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