ハナバチにあそぶ 

ハナバチ1

「漣の会」グループ展が会期中なのですが展覧会場にも出られず・・・
画室から離れられません、進めなくてはならない作品を前に唸っています。
会期中の礼儀もありますし、たまには絵描き仲間とおしゃべりも楽しみたい・・・
しかし筆を持たねばなりません、申し訳ないと思いつつ・・・しかし暑い (@_@;)

すすまない絵と暑さで頭がグルグルします。
ボーッとしつつ筆を持ってもいい絵になるわけありませんね。

こんな時いつもは定番、お庭廻りでボンヤリしつつクールダウンなのですが
ちょうど今、家の外壁塗装工事中で毎日職人さん達が入っています。
いい大人(ワタシ)が平日の昼日なたっから意味不明なボンヤリを決め込んでは
やっぱりいい大人としてのシメシが付きません・笑 
イケナイ大人だなぁ~と思われるのはまるで構わないのですが
そのつど絵描きの日常を説明するのもなんだかメンドウです・・・
というワケでいつもの逃げ場、庭廻りを失いました (T_T)

そこで暑さと制作によって混乱した頭で、とにかく近所を歩きに出るのです。
やっぱりいい大人が昼っからカメラ片手にフラフラ住宅地を彷徨うわけで
なんだかなぁ~、バツが悪いワケです・笑

それでもいつもの極端に狭いテリトリーから出てみると、いろいろ発見が。
すぐ近くの公園でいいポイントを見つけました。
植えられたサルビア(メドーセージ)にハナバチ君がブンブン吸蜜しています。

写真はトラマルハナバチ、羽音も大きく怖そうですが
よほどイタズラしなければ刺すこともなくいたって温厚なやつです。
日本にはマルハナバチ数種がいますがそれぞれ口吻の長さが違います。
こちらのトラマルハナバチはもっとも口が長いタイプ、細長い花を好みます。
そんな長い口をもってしてもこのサルビアの蜜までナカナカ届かないようで
みんな頭をお花に突っ込んでいます。

まあるい体にカワユイお目々が愛らしいでしょ・笑
でもこの種は近年激減だそうです、原因を調べましたが不明
地域によっては準絶滅危惧種になっているようです。

ハナバチ2

ハナバチ達は蜜を集めるのに夢中でワタシがけっこう近寄ってもまったく無視。
お花に頭をぐりぐり突っ込んでご満悦デス。

こんなハナバチの有り様をいい大人がずっと眺めているわけです。
しかもまったく飽きません、頭もスッキリ、さあまた描こう、と思いはじめます。
ワタシゃ彼らに救われているのですね・よーくわかります・笑

ところで画家の熊田 千佳慕さんが亡くなりました。 98才でした。
ちょうど画伯作の「ファーブル昆虫記の虫たち」を全巻揃えようかと迷っていた所でした。

熊田 千佳慕

熊田画伯のインタビュー記事を見つけましたのでリンクしておきます。
こちらの記事こちらの記事、オススメです、ぜひお読み下さい。
画伯の生き様、ある意味理想です。

(写真/ E-520 ZD70-300ミリ)
[ 2009/08/14 ] 昆虫達 | コメント(0)