野毛散歩 

ホオアカトキ

先日の青山アトリエにて生徒さんと上野動物園の話をしたのをきっかけに
「そうだ、野毛山動物園は今どうなっているのだろう?」
と急に思い立ち、行ってみました・笑

アジアバックパッカー旅ではしょぼくものどかな動物園に好んで出かけているくせに
日本では実に久しぶりの動物園。なんだかウキウキします。
もともとが図鑑少年でしたから嬉しくないワケがないのですね・笑

野毛山動物園は幼少の思い出。
獣のニオイがプンプンしてワイルドな所、けっしてキレイではないものの
大きくない園内にはたくさんの動物たち、多くの人で賑わっていた印象でした。
そして今・・・・・
キレイになっています。そして子供連れ、カップル、なんとなく1人で、などなど
予想したより人も多く、みなそれぞれのどかに憩っています。

今どきの動物園とちがって動物の多くは窮屈な檻の中、観察もほぼ柵越しになり
動物たちも多くがズーラシアに行ってしまったようでやや少ない印象ではありますが
それでもまずは良かった、嬉しいです。
歴史ある野毛山動物園まだまだ健在と映りました。

オオタカ

柵越しなので写真を撮るのも難しいのですがやっぱりカッシャンです・笑
1枚目はホオアカトキ、2枚目はオオタカです。

どの動物を見ても嬉しいのですが、特にカッコヨカッタのはアムールトラ。
ネコ科肉食獣のなかでも最大、極東ロシア広大な森タイガに棲む神聖なる王者。
黒澤明監督が大自然への畏敬の念を描いた超名作「デルスウザーラ」にも
象徴的かつ神々しくアムールトラは登場し強く印象に残っていました。

野毛山動物園。のどかにたいそう楽しめて入園無料なのも嬉しいかぎり \(^O^)/

また昔よりややさびしくなった印象ですが
アジア旅での路地歩き気分も味わえちゃう野毛界隈へと迷い込み魑魅魍魎
愉快な散歩もセットで味わえちゃいます。

野毛小路

今では横浜桜木町までお出かけといえば「みなとみらい」方面となるのでしょうが
ワタシに言わせれば何度行ってみてもオモシロクないトコロなのです・・・
明るく照らされたキレイなショップ辺りに迷い込んでみても疲れるばかりなのです (@_@;)

みなとみらい

アジアバックパッカー旅でも新市街、旧市街があったら迷わず旧市街を目指します。
まだまだ味わいやニオイに乏しく感じる横浜新市街も遠目に眺めるだけなら
現代のモニュメントとして美しく映るように感じます。

(写真/E-520/ZD 14-42mm/SIGMA APO MACRO 150mm)
[ 2009/10/30 ] 日常 | コメント(0)

続・復活するのだポリタンク  

前回書いた記事の続きです。
どうなるPower Mac G4 MDD、通称ポリタンク君の故障顛末になります。
ニューiMac27インチの驚愕液晶スペックと価格破壊的なそのプライスに
グラグラ心揺らぎながらもまだまだおじいさんポリタンク君に頑張ってもらいたい・・・

ということでいろいろやってみた検証結果の自己診断。
グラフィックカードの故障と決めつけ秋葉原のMac中古屋U&J Mac'sから
純正カードと同型の中古RADEON 9000 Pro AGP For Macを取り寄せました。
せっかくなので今では使い道のないアップル社勝手規格ADC出力など付いていない
他のカードに? とも考えましたがとにかく今は復活を願うばかり
まずは安定性重視で行かねばなりません。

グラフィックカードが届きました。
RADEON 9000 Pro AGP For Mac
はたしてこの部品の交換でポリタンク君は復活するのでしょうか?
かなりのドキドキ感です。

ポリタンク君をさっそく開腹します。
内部は年代相応に焼けて煤けてきていますが今回は放っておきます。
前回の開腹時丹念に磨き上げて調子が悪くなった、というジンクスもあります・笑
Power Mac G4内部
慎重に古いカードを取り外し、取り寄せた中古グラフィックカードを差します。

周辺器機のコネクタはすべてはずしてモニターのみを接続して
緊張の一瞬です・・・いざ起動!!・・・ポチ。

ジャーーン、起動音。
そして見事にあっけなく映らなかったモニターは復活しました。
コタエラレマセン・嬉しいです \(^O^)/

キーボードを取り付け他の周辺器機も接続。すべての作動確認 >^_^<
今年2回目のPower Mac G4 MDD ポリタンク君延命作戦成功しました。
ついでにまだまだよろしく頼むぜよポリタンク君、との意を込めて
内蔵電池も交換しておきました。
Mac内蔵電池CBT36V
これでとりあえず万事オーケーです。

何事もなかったように順調に動いてくれるポリタンク君。
これからの季節発熱量多大なポリタンク君は暖房にもなっちゃいます・笑
いくら愛着があってもしょせんはモノですからいつかはサヨナラするのですが
ぜひいけるところまで働いてもらいたい、と思うのデス。
[ 2009/10/28 ] Mac | コメント(0)

復活するのだポリタンク 

Power Mac G4 MDD

今月はじめの長野県伊那での2人展。
そして引き続き新潟界隈をふらついて来て楽しかった、骨休め旅。
つごう2週間とちょっと留守にして帰ってくると
我が家のコンピューター、メイン機壊れてました・・・

以前にも「Macの延命・復活」として記事に書きましたその同じ機材デス。
帰宅して「さてと、さっそく撮った写真でも見てみますか」と起動ボタンをポン。
・・・・・モニター画面になあんにも映りません・・・・・まっ黒のまんまデス・・・
またもやアタマはまっ白、がっちし途方に暮れることになりました。

起動音はするし、電源ランプも付いていますので
この機種Power Mac G4 MDDのウィークポイントである電源ユニットは無事なようです。
がしかしハードディスク4台積み込んで事務、仕事、趣味とすべてにおいて
この通称ポリタンク君に頼り切っていますので動いてもらわねばすべてがストップ。

ポリタンク君機能停止のこの2週間ブログアップなどはサブ機種のiBook G4君に
働いてもらいましたが残念ながらハッキリ力不足なのです。

焦るアタマをクールダウンしていろいろ修復へ向けて試してみました。
そこから導かれたアンサー、自己診断軽度の故障から上げていくと
・モニターケーブルの断線
・モニター側DVI端子の接触不良
・ディスプレイカード(ビデオカード)の損傷
・マザーボードの損傷

故障発覚の次の日このままじゃどうにもならんと
近くにあるPCデポまでマック本体、モニター、コード類すべて持ち込んで
検証、診断をお願いしました。(もちろん診断は無料、嬉しいぞPCデポ・>^_^< )

待つことしばし・・・ケーブル断線だけだったらなぁ~、なんて願いつつ・・・

しかし担当技術者の診断結果は
「不良箇所特定不能です、モニター本体、ケーブルは正常ですので
 Mac本体の故障です。ビデオカード故障かもしれませんし
 マザーボードの故障も考えられます・・・しかも
 この機種のアップル社サポートは終了していますので通常修理は出来ません」
といったものでした・・・・・完璧に撃沈です・・・・・

たしかにウチのポリタンク君おじいさんです、古くなりました。
いろいろと今の規格にあわない部分も出て来ています、、、しかし、愛着アリマス!!
今年の6月に延命するよ、と決めたポリタンク君、なんとかしたい!

もう意地です、救ってやろうじゃないのと
さらに延命めざしていろいろ調べている間にアップル社から凄い機種が出て来ました。
ニューiMacです。
これは久々にMac使いの歓喜が聞こえてくるような機種です!!
iMac27インチ
もうすでにこのニューiMacについては各所で大盛り上がりしている様子ですから
要点だけ上げてみますと

現時点ではこれ以上ないとも思える液晶パネル。
広大な画面とIPS液晶の質、そしてLEDバックライト。
2,560×1,440の解像度は液晶テレビのフルハイビジョン1,920 x 1,080を軽く凌駕します。
高精細をうたうハイビジョンテレビが荒く見えます。

そしてみんながおそろしく安い!!と唸るその価格。

我が家のおじいさんポリタンク君ピンチです。
いよいよ新機種投入か? 
いや待て、愛着あるポリタンク君を見捨てていいものか・・・
こうしている間もメイン機種不在で作業は停滞していきます・・・待ったなしデス。

結局、PCデポの技術者には故障箇所特定不能と言われましたが
独自診断でグラフィックカード不良とにらんで
秋葉原の専門店に中古のグラフィックカード注文してみました。

来たれ復活!ポリタンク君、イチカバチカやってみるのデス (^_^;

[ 2009/10/27 ] Mac | コメント(0)

花・アルストロメリア 

作品アルストロメリア

今回も引き続き「大人のためのクラス」からの作品紹介です。
モチーフは花、アルストロメリアを描きました。

パネル張りした紙にざらついた下地絵の具を何度も塗り重ね
色を塗ってはヤスリで削り取ること数回、面白い表情が出るまで作業を繰り返します。
出来上がったシックな色調から花たちが浮かび上がるように描かれました。

それぞれの花も納得がいくまで何度も描き
気に入らないところは絵の具を洗い取り、さらに描き込んでいきました。

「納得がいくまで描く」ここが大切なところです。
まだちがう、それでもまだちがうと執着し、思いを込めて描くうちに
描き手の描写力も超えた「なにか」が画面からかもしだされることがあります。
破綻なく上手に描けたものがいい絵とはかぎらないのです。

もともと正しい描き方などというものは無いわけですから
進んで迷い道に入り込み、そろりそろりと手探りでやってみる
楽しみながらどんどん経験を積んでいくのも手の一つだと思っています。

そして仕上がった作品、浮かび上がった花々や茎や葉が
実際のスケッチを超えて幻想的に漂います。
また次回作が楽しみです。

海の上での記憶 

ヨットの作品

今回も「大人のためのクラス」からの作品紹介になります。
青山アトリエに通いはじめてから
基本のデッサン、彩色画を繰り返し描いたのちに
今作がはじめてのすべて自由に描く作画となりました。

海の上での風や波しぶき、帆が風を切る音、爽快感!
広い海の上で艇をあやつる作者のヨットマンとしての記憶。
そしてなにより娘さんと共に艇に乗り込み海上を駆けめぐった記憶。
そんな作者のいろいろな思いが
やわらかく優しい色合いの世界の中に表現された一枚です。

思い出や記憶をカメラで写し取るという方は多いと思います。
写真はどちらかといえば忠実に対象を写し取ることが得意
記録写真や記念写真などうってつけの用途ですよね。
でもちょっと写りすぎてしまうきらいもあると思っています。

絵の場合で大事なのは印象です。
こうだったなぁ~、こんな感じだったよなぁ~とイメージで遊ぶのです。
印象を昇華させて自分の思う世界を、自由に描けばいいのです。

描き手の持つ記憶や体験や思いが
そのまま正直に表れてくるのが絵なのです。

はじめて自由に描いた作品、とてもいい絵になったと思います。
また次回作も存分にイメージで遊び、楽しんで描いてくださいね。

山野草にチョウチョが飛びます 

山野草の作品

脱線、そしてまた脱線・・・
絵画教室検索等で当ブログに初めて訪れてくださった方々には
いったいなんのことやらの記事が続いておりましたが
やっと絵画教室であるところの、アトリエブログ本来の姿に戻ります・笑

久しぶりの作品紹介は「大人のためのクラス」から。
日本画制作用の岩絵の具を何層にも塗り重ね
堅牢な下地を作った上に顔彩やアクリル絵の具を使って描かれました。
モチーフは山野草ですね
そこにチョウチョやテントウムシが配されています。

この一枚が仕上がるまでには長い経過がありました。
山野草に興味を持った作者はまず一株ずつの山野草を求めました。
気に入った山野草の株を見つけると少しずつ求めていき、そして育てるのです。
園芸種と違って野生種の山野草は環境の変化に弱いものもあり大変だったことでしょう。

そして植物の変化を見つめつつスケッチを取っていくのです。
花が咲くと同じ種類の植物でもアングルを変えて何枚もスケッチを描かれました。
アトリエのたびに描いたスケッチを見せてくださるのですが
どんどん増えていくスケッチに驚きもし、また頭が下がる思いでした。

育てた植物を日々見ているとそこに寄ってくる様々な生き物たちも
自然と目に入ってくるようになります。
ハナバチやハナアブ、チョウチョやバッタにテントウムシ
そうもっとたくさんの生き物を見ていたことでしょう。

そしてたくさんのスケッチから抽出し構成された構図には
当然のように花に遊ぶ虫達が入り、画面に動きと楽しさを添えることとなりました。

一枚の作品にはそれぞれ様々なストーリーがあります。
そんな記憶や出来事は仕上がった一枚の作品に込められて残るのです。

フタリタビ・4・番外編 

続けてきました骨休めのフタリタビ記事も今回の番外編をもって終了です。
番外編はお蕎麦、一軒のおそば屋さんのお話です。

ところは新潟の魚沼、言うまでもなくお米の一大ブランドですね。
いい米といい水が出会って出来るのがいい日本酒、てなもんです。
ということで、これまた全国に名をとどろかす銘酒
「八海山」の蔵元まで出かけてきました。

その蔵元は越後三山の一角八海山の麓、田園の中威風堂々と建っていました。
そこにある「長森」なる蕎麦屋、八海山経営だと思うのですが、めっけもんでした・笑
蕎麦が一面に植えてある斜面の元に建つ素晴らしい日本家屋の蕎麦屋です。

長森そば屋

滑りなめらかな引き戸をくぐるとこれぞ天下の八海山な~り~たる趣でございます。

長森そば屋2

休日ということもあってでしょうか、広い座敷はお客さんでいっぱいです。
建物調度共に素晴らしく、ワインの世界でいう名シャトーを思わせます。
蕎麦屋は素朴一番の主義ではありますがここまでやってしまえば納得の気の入れようです。

長森の座敷

こちらが田舎そば。玄そばを挽いてつなぎにはこの地方特有の布海苔を使っています。
う~ん、素晴らしい香りです。こしも強く存在感あり。
山形県の板蕎麦をすべらかなめらかにしたような感じでしょうか。

長森田舎そば

こちらは十割蕎麦。こちらは繊細な御膳蕎麦といったところでしょうか。
やはり香り豊かな美味しいお蕎麦です、こちらは十割もちろん布海苔は入りません。
蕎麦つゆは江戸前の濃い口と田舎つゆとよばれる薄口にぼしだしが選べます。
もちろん食いしん坊のワタシタチはどちらも味わいたいと両方出してもらいました・笑

長森十割そば

結局ワタシタチはこの長森なるお蕎麦屋さんに二日続けて通ってしまいました。
美味かったので、本当か?と確認に行ったのですが、やっぱり美味かったです・笑

「いい水ある土地にわるいところなし」とは相方発する格言ですが
食後は蕎麦畑周辺ののどかな秋花の咲く散歩道をふらつき
ワタシはいつものように生き物見つけてはカッシャンカッシャン。

アマガエル

アマガエルが潜んでいたり

キチョウ

このキチョウをはじめさまざまなチョウチョが飛び交い、みんな元気!
相方の格言通り、やっぱり実にいい所でした。

(写真/ E-520  ZD 14-42mm/ZD70-300ミリ )
[ 2009/10/17 ] | コメント(0)

フタリタビ・3 

長野県は伊那での二人展を終えてそのまま出かけた骨休めフタリタビ。
自宅に戻ってまいりましたが、そのまま前回までの続きを少々書いておきましょう。

旅中はいつも多くの神社やお寺に出会うことになります。
いろいろな趣の建物、空間があり、それぞれの土地を映している気がして楽しいものです。
写真の神社は新潟県魚沼は八海山近くにある大前神社、名水で知られているようです。

八海山大前神社

地元の方々がひっきりなしに訪れてはその水を汲んでいました。
ワタシタチももちろん持参のポリタンクにたっぷり汲ませていただきます・笑
旅ではたいてい良い水に出会いますからいつも空のポリタンクを積んでおくのです。
帰ってからこの水でコーヒーを入れたりお米を炊いたり、なによりのお土産です。

八海山大前神社名水

いままで多くの車旅をしてきましたがカーナビとは無縁だったワタシタチ。
しかし今回iPhoneにナビアプリを入れて初のなんちゃってカーナビ付きです・笑
いままで道は勘に頼ってきた分、なんちゃってカーナビ導入で
人間力が落ちていく気もしますが・・・これはたいへん便利!!十分に使えます。
20万円もしながらコンピューターにも劣るような従来のカーナビには
まったく興味ありませんでしたがこれならオーケーです。
2000円弱のアプリ導入でなんちゃってカーナビ完成なのでした。

iPhoneでカーナビ

旅先での蕎麦食いは楽しいものです。
今回のターゲットは新潟県魚沼周辺で食べられる「へぎそば」
へぎそばとはつなぎに布海苔(ふのり)という海藻を使った蕎麦のことです。

小千谷の角屋

豪雪地小千谷にある老舗、角屋に行ってみました。
なんちゃってカーナビのおかげでお店までの道のりもスムーズです。

へぎそば

少し緑がかった色のお蕎麦は独特のぬめり気のある食感、たいへん腰の強いものでした。
美味しい蕎麦というものはその香りと共にあっという間になくなってしまいます。
十日町の有名店小嶋屋が乾麺へぎそばを出していたりしますが残念ながら別物ですね
やっぱり蕎麦は打ちたてが一番です、あたりまえか・笑

前回、前々回の旅中に書いた記事にも写真を付けました、よろしかったらご覧下さい。
そして次回、フタリタビ・もうひとつの蕎麦編にて
今回の骨休めフタリタビ記事を締めくくりたいと思います m(__)m

(写真/ E-520  ZD 14-42mm/GRD2/FX37 )
[ 2009/10/15 ] | コメント(0)

フタリタビ中・2 

日本海夕日

ワタシタチの骨休め旅、のんびりと続いています。
この旅は主だった取材目的も無いのですから
良さそうな土地を見つけたらボンヤリを決めこんでいます・笑

二人展が開催された長野県伊那は日本のど真ん中、ヘソの様な位置です。
いつもたいした旅の予定を立てないワタシタチ。
まず太平洋側に向かうか日本海側に出るかを考えたワケです。
とにかく台風18号が迫っていた為まずは逃げなくてはと日本海側へと急ぎました。
まさかの台風進路でしっかり大自然の脅威を味わうことにはなりましたが
これで旅の方角は決まったのでした。

その後は脅威のうま味成分滑川特産ホタルイカのすがたぼしをしゃぶりつつ
台風の荒波残る親知らず子知らず海岸を抜け

生地

潮風にさらされたいくつかの味わい深い漁師村をながめつつ

生地の花

飛び切りの塩辛を舐め、良寛の出雲崎をかすめて

寺泊

今では有名になり過ぎた感もある
寺泊の市場ではやっぱり浜焼きにかぶりつき・笑

弥彦神社

お弥彦様にお参りを終えたのち、ボンヤリ越後平野をながめているのです。

ただひたすら刈り取りの終わった水田風景がひろがっています。
はりめぐされた用水路、果てまで続く田んぼそして遠く越後の山々が連なり
日本画家横山操の描く風景を偲ばずにはいられません。

越後平野

さてこれから一大米どころの濡れせんべいでもかじりながら
豪雪地小千谷を目指し、滑らかな食感のへぎそばでも頂きましょう。
お米とお酒のトップブランド魚沼もひかえています。
あと少し続く骨休め旅、楽しみです。

(写真/ E-520  ZD 14-42mm )
[ 2009/10/11 ] | コメント(0)

フタリタビ中・1 

滑川の海

今ワタシタチ、富山県は滑川にて待機中、デス。
ドンッと塊が当たって来るようなスサマジイ風と
横殴りの雨にさらされつつ旅用に仕立て上げたワゴン車の中
台風18号が過ぎ去ってくれるのを待っています。

富山県滑川と言えばホタルイカで有名な所。
本来ならばコックリとしたホタルイカの沖漬けをつまみに一杯
といった所なのでしょうが・・・・・
まあそんな状況で無いことは確かです・笑

昨日の晩からこの滑川の道の駅で
台風をやり過ごそうとジッとしているのですが
日本各地からの車中泊旅愛好家の方々も
マッタク動こうとはしません。みな同じ思いなのでしょう。
室蘭からの老夫婦、福岡や宇都宮からの方その他数台が
身を寄せ合う様に待機しています。

すぐ裏手には日本海、なのですが凄い景色となっています。
すさまじいうねりと波しぶき、河口の流れは逆流しています。
ひさかた振りに体感した台風、巨大計り知れないエネルギーです。

先々日まで開催された長野県伊那での二人展を無事に終えて
フタリ骨休め旅へと場面は切り替わったわけですが
台風からひたすら逃げるつもりが逃げきれず・・・
しょっぱなからライブ感あふるる状況となっております・笑
と言いつつも安全は確保しております、ご心配なきよう。

(写真/ FX37 )
[ 2009/10/08 ] | コメント(0)

伊那にて・2 

仙丈岳

二人で長野県は伊那に滞在中です。ワタシタチの二人展、会期中です。
ずっと天気すぐれなかった久しぶりの伊那ですが、今日はなんとかお山が望めました。
幾度となく見てきた仙丈岳を中心に広がる南アルプス風景、やっぱり素晴らしいです。
会場入り前の早朝、通い慣れたポイントへ。すがすがしい空気が心地いいのです。
天気具合から今回は無理だと思われたお山にまた向かい合うことも出来ました。

中秋の名月

一昨日の名月も曇りがちではありましたがまあるいお月さん、姿を見せてくれました。
この地でこれまで大変お世話になっているお宅のデッキにてお月見。
自家栽培のつまみをつつきながら酌み交わす一杯で二人の気分もホカホカです。

今回の二人展、伊那近隣だけでなく遠方からのご来場も多く、ありがたい限り。
久しぶりにお会いする方々との談笑あり、メコンへと誘う旅の話つきない酒宴あり
この春のインド旅、コルカタで出会った夫妻からは展覧会場でサプライズ生演奏まであり
ヒマラヤの情景が浮かぶ様な澄み切った音色に、それはもう心打たれたのでした。

まるで叔父叔母、友人達に囲まれたようなあたたかい雰囲気につつまれ
故郷気分あふれた伊那はら美術での2人展会期もいよいよ明日まで。

会期終了後は画室にこもり続けすぎた二人の気力回復リハビリ兼ねて・笑
このまま少しの間気まま旅に出る予定なのですがこの後天気は更にひどくなる予報・・・
挙げ句の果てには迫り来る最強台風18号・・・
いったいダイジョウブナノデショウカ・・・

(写真/ E-520  ZD 14-42mm )
[ 2009/10/05 ] | コメント(0)

伊那にて 

鹿嶺高原から南アルプス

2人展開催中ですのでワタシタチ二人で会場のある伊那に入っています。
二人の作品で埋め尽くされた会場は私達の目にも新鮮に映ります。
展覧会初日はこの地界隈でお世話になっている方々の来場がありました。
ありがたいことです。

景色の大変よろしい土地にいるわけですから
早起きして画廊入りの前に散歩なぞしながらリフレッシュしよう
あわよくば秋風流れるこの地の景色をカッシャンしてブログでもお届けしよう
などと思っていたのですが・・・・・お天気わるいデス・・・・・
週間天気予報を見てもどうも芳しくなく
この伊那入りの間にスッキリ山を望むのは期待薄なようです。
まあしょうがないことです、お山とはそういうものです。

ということで数年前の画像ですがこの地の雰囲気をお伝えするべく写真アップしました。
季節は夏、鹿嶺高原という常宿ならぬ常テント地から日の出前の景色です。

3000メーター級の南アルプスのお山が目の前に迫ってきます
右が一つ前の記事で作品にもなりました仙丈岳、左に見えるは東駒ヶ岳になります。
東駒ヶ岳とはこの地からの呼び名、山梨県側からは甲斐駒ヶ岳と呼ばれます。
東駒(甲斐駒)はガギゴギと力強く荒々しい男性的な山とされていて
かたや仙丈岳はたおやかなたっぷりとした稜線もやわらかく女性的な山とされています。

南アルプスの山は深い森に覆われ登山家にとっては山の取り付きまで(アプローチ)が
たいへん長くかなりしんどくベテラン経験者向きとされていたのですが
今では仙丈岳登山には南アルプススーパー林道が開通し
バスで寄れるようになりましたので(マイカーはダメよ)
一泊二日、無理すれば日帰り登山も可能となっているようです。

もっとも里山歩きを愛好し
のんびりお山を眺める志向になって登山をしなくなったワタシは
そんな話を聞いてもマイペース。
いつもぼんやり景色を眺めているだけでもう満足なのデス・笑

(写真 今は無きミノルタ・笑 DiMAGE A1)
[ 2009/10/02 ] | コメント(0)