 青山アトリエ大人のためのクラスの生徒さんが出品している展覧会に行ってきました。 横浜も昔ながらが残る野毛方面はたま~に散歩したりしているのですが 新市街、みなとみらい方面に足を向けるのは久しぶりです。 動く歩道に乗り日本丸や観覧車が出迎えてくれて気分も上々 きらびやかなショップには興味がありませんのでストスト歩いて会場へ向かいます。  旧ドック、ハードロックカフェの近くにある落ち着いたギャラリーです。 生徒さんの作品です。 明るい色彩のなか沢山の花々が咲きそこでハチドリが蜜をつついている そんなモチーフが図案化されて染め付けられています、ステキですね。 青山アトリエの生徒さんなのですが今回絵画の展示ではなく染め物(染色)の展覧会 松江まち先生を囲んだ染め物教室生徒さん達の展示会なのでした。 次も生徒さん作品 型染めを施した生地から作られた着物、大作です。  右に展示されているのが型染めの版だそうです。 題材を決めて、図案としておこし、型を切り出し、染め付けていく その一つ一つの工程すべてが大切な作業となるのだそうです、職人技ですね。 下の着物は生徒さんのご友人がつくられた着物、渾身の一作でしょう。  娘さんの成人式の着物だそうです。 祝いの想いがこもっていてこちらまで伝わってきます。 本当に素晴らしく、ステキなことだなと思いました。 いつも思うのですが描いた絵は使うことが出来ません・・・・・ 対して着物になったり、洋服になったり、日傘になったりいろいろ使う形に出来る 「用の美」ってやっぱりいいな、うらやましいぞ、なんて思ったりして。 もともとは染色にさらに打ち込むため、やはりデッサン力も必要と気がつかれ 青山アトリエに通い出された生徒さんだったのですが 今では絵を描くことにもすっかりはまってしまいました・笑 モノ作りや文化的なことが大好きな生徒さんなのです ますますいろいろな作品を生み出していって下さい、楽しみにしています!! (写真/LUMIX DMC-G1/G 20mm/F1.7)
 先週の水曜日に展覧会を終えたばかりだったのですが 次の展覧会案内状用の作品がまるで予定通り進んでいなくって のんびりもできずに描いていたのですが・・・ふぅ、仕上がりました。 仕上がったというよりかいつも通り期限が来てしまった、ということですが なにはともあれひと安心。  DMハガキにして印刷物になると どうしてもペタッとした色になっちゃうのが不満なのですが 描き手としてはとにかく作品さえ渡してしまえば、、、ひと安心なのです。 秋雨も降って気温もやっと下がって ペースダウンしきりだった制作も少しははかどってくることを期待 芸術の秋だし・笑
 エアアジアがやってきた、と言っても大半の方にはなんのことやら、でしょう。 しかし旅を自ら組み立て自由に動き回りたい旅慣れた方々にとっては きっと12月9日から就航と決まったエアアジアの「羽田ークアラルンプール線」が どんなことを示しているのか、すでにご了解のことと存じております・笑 実は私たちもちょっと涙ちょちょ切れそう、新しい時代がやって来たと興奮。 エアアジアとはマレーシアを拠点とする航空会社。 ちょっと話題の中国春秋航空と同じくローコストキャリア(LCC) 最大手格安航空会社なのです。 たとえば 三浦半島に在住の私たちにとって京急一本でアクセス、羽田発着がスバラシイ! しかも余裕の深夜便。 飛んで一眠りしたら早朝にはクアラルンプールという展開がスバラシイ! 意味不明な燃油サーチャージなんて一切切り捨てたところもスバラシイ! そしてもちろん運賃が安い!路線によっては想像を絶する安さ、バス並み! そしてここが肝心。 クアラルンプールの空港はアジアのハブ空港、エアアジアの路線はアジア各地へ伸び 東南アジア各国はほぼ全てカバーして西にインド、スリランカ、イランと さらに路線は延びつつあります。 そうですクアラルンプールで乗り換えて各地へ飛ぶのです。 今まで日本発のバックパッカー達はタイのバンコクにまず立ち寄って それぞれの旅プランに都合の良い少しでも安い航空チケットを求めていました。 強者に有名なのがビーマンエア、エジプシャンエア、アエロフロートなどですね (@_@;) これでこの長年にわたるパッカー界の常識も変わってくるのかもしれません。 機内食が別売りというのも歓迎です。 だいたいとんでもない時間に起こされて欲しくもない夜食が食べたいですか? 機内を見渡した経験上大半の人が手もつけずに残しています・・・モッタイナイ。 機内預け荷物が別料金というのも気になりません。 なにしろ日本発のパッカーの荷物は大変少なく軽いのです。 別料金といっても安いものです。 発券も(券はありませんから発券とも呼べませんが・笑)代理店を通さず 各人のインターネット端末から行います。少々スキルは求められるかもしれませんが 自由自在に旅を組み立てていくダイレクトな感触があります。 こんな各方面からマイナス面とつつかれそうなところさえ バックパッカーにとっては好ましいことばかり。  エアアジア、本来の日本就航は2008年末が予定でしたが 先延ばしされてきたそうです。 そりゃぁ驚異ですよね 日本の翼を本当に長年独占してきた日の丸日航と全日空にとって・・・ 既得権をなんとか手放すまいとあの手この手で引き延ばしてきたのでしょう。 昔は飛行機に乗って旅行をするなんていうのはほんの一部のお金持ちの特権でした。 成田空港がまだ無き頃の羽田では大勢がデッキで手を振りお見送り べらぼうな航空運賃でも当然、そんな時代です。 次に幅をきかせたのが法人のお客、会社の経費で出張代は落とせるものですから 高い運賃やビジネス、ファースト席がまだまだ売れ、上客を取り込むことも出来ました。 「飛行機は上流の方々が優雅なサービスを受けつつ乗っていただくもの」 そんなポリシーがすっかり古色を帯びている事にも気がつかず 航空運賃の高さが世界の悪評になっていることも国民にはひた隠し いつの間にか世界の潮流、元気なアジアからも日本は取り残されていきました。 またこれで既得権保有者でもある大マスコミによって 安全性の不安、サービス低下の不安、利便性低下の不安など都合のいいデーター片手に お得意のネガティブキャンペーンがすみやかに始まるのかもしれませんね。 しかしダムは決壊しました (O_O) これで旅がさらに身近になる予感、自由を求めるパッカーの時代さらに到来です!!
 中秋の名月です。 雲ひとつ無い夜空に月は輝いていました。 いい月です。 展覧会をひとつ終えてゆったりとした気分 カメラと双眼鏡をかかえつつたっぷりと月を堪能しました。 宙を眺めるのはいいものです。 なにしろ相手のスケールが大きい、宇宙なのですから。 旅をしている間にもたびたび月を見つめ、星を眺めます。 たとえばヒマラヤの奥地で暮らす人々に中に身を置き 信じられないような高山が立ち並ぶ情景、まるで違う文化や暮らしぶりに 自分はなんという所に来てしまっているのだろう、などと思いつつ ふと宙を見上げると・・・ そこにはぽっかり、子供の頃から慣れ親しんだおんなじ月があるのです。 ・・・・・・???・・・??・・・・! なぁんだ、いくら凄い所に来ていると悦に入っていたとしても まあるい地球の上をほんのちょっと、わずかばかり移動して来ただけではないの 自分のやっていることなんてホントたいしたことないわ! いくら暮らしぶりや文化がまるで違えどもみんなおんなじ地球人だなこりゃ~・笑 今宵の月見でも バラナシでもコルカタでもイスタンブールでも北京でもシチリアでもラダックでも 数時間違いでこのおんなじ月を眺め入っている人たちがいるんだろうなぁ~ なんて夢想してたりして やっぱり大きくても小さくてもいいけどスケール違いのものにふれると 視点が変わったり、視野が変わったり、視界がサッと開けたり 今まで気にすることなく見えていなかったものも見えてきちゃったり そんでもって、どでかいスケールものにあたったりしたら もう自分の存在なんてどうだってイイや、なんてことにまでなっちゃう・笑 とても面白いし、可笑しい。 昔々から人は月や宙を見ていろんなことイメージし考えていたんでしょうね。 「書を捨てよ、町へ出よう」なんて寺山修司の名文句がありましたが 今のワタシにしてみれば 「書も新聞もテレビも端末もみな捨てよ、森へ入ろう宙を見よう」 なんてね やっぱり月を眺めているといろいろと夢想が止まらなくなるようです・笑 (Olympus E-520/ED 70-300mm F4.0-5.6/Teleconverter EC-14)
 ワタシタチは旅する絵描き、いつまでも「バックパッカーが絵も描いている」 そんなスタンスで続けていきたいと思っている、そんなフタリ。 バックパッカーが新しい土地に足をつけたなら まずは辺りをふらり歩いて周辺をたらりと把握する、これパッカーの習性ですね・笑 今までも北海道から沖繩まで津々浦々お互いの展覧会、会場周りにて アンテナにピクッと響く場所を見つけては密かな喜びとしているワケであります。 そこで今回のたまプラーザ会場の2人展、いつも通りにふらり辺りを偵察してみると プチセレブチックな雰囲気、ブランド志向のお店が立ち並ぶなか クンクン・クン、ちょっとと言うかだいぶ違った匂いをかもし出しているお店を発見。 そのお店の名は 「チャイ処キング」グッとくるネーミングです・笑 今どき27全席喫煙・笑 アジアな雰囲気にホッとしつつ1杯 ホーッとくつろぐんだなこれが外看板にはインドチャイにネパールチャイ、トルコにエジプトチャイ 食事にはネパール国民食であるダルバート、これはもう決定的に匂うじゃありませんか・笑 ということで会期中接客の合間に、会場を終えてとくつろがせて頂きました <(_ _)> 少しレトロで黄色い光につつまれた店内はお手製手作りペイントで飾られて ネパールやチベット地方で見られるタルチョの5色を模したというひさしやカーテン 流れる音も耳に馴染んだネパールインド系ときたらワタシタチ 安心して落ち着いちゃうのです。 聞くとオーナーは厨房に立つ若い女性 やはりというかやっぱりというかアジアを歩くパッカーなのでした・笑 長旅の心も体も和ませ休めてくれるチャイハネ(お茶処) そんな雰囲気のお店が日本にもあるといいのになぁ~ と思っていたのですがジャストこんなお店ですね。 今回はインドチャイをいただきましたがスパイス香る濃厚タイプで300円 チャイと言いつつ単なるミルクティーもどきを出す店も多い中お値打ちに感じました。 今回はチャイとBEERのみでしたが次の機会には ぜひネパール人の徹底的な日常食ダルバートも食してみたいと思います。 このお店は食事のプレートを自然に右手でかき混ぜて口に放り込みたくなる そんな旅を知るパッカーには嬉しくなる雰囲気デス (^。^)ノ チャイ処キングホームページ http://chai-king.com/オーナと「ずっと旅を続けていけるようお互いガンバッテ行きましょう」などとお話して プチセレブな印象だったこの街をちょっと身近に感じつつ ワタシタチはたまプラーザを後にし、今回の会場入りを終えました。 (写真/LUMIX DMC-G1/G 20mm/F1.7)
 いままだ開催中のワタシタチの2人展、3日間2人そろって会場入りしてきました。 1週間の会期中わずか3日の会場通いでしたがその間だけでも 実にたくさんのご来場、本当にありがたやありがたやでございます <(_ _)> 全国津々浦々での展覧会と共に旅芸人のごとく会場に顔を出すワタシタチではありますが 遠方はじめての土地、その会場入りでは心細くさみしげになってしまうのも事実・・・ 今回の展覧会は横浜市内の会場、また2人展ということもあってか ワタシタチの絵をずっと見て下さっているファンの方々をはじめ アトリエの生徒さんたち、親類いとこに旅友達に絵友達たち 百貨店のフロアで画廊がいちばん活気があったんじゃなかろうか・・・と思うほど にぎやかであたたかな雰囲気に包まれた、そんな会場となりました。 写真撮れてない方々もたくさん、載っていない人ゴメンナサイ(各人無許可掲載につき解像度落としてあります)絵描きをはじめモノを作り上げる作家業というものは普段ほんとうに孤独なもの 今回の2人展では皆様方々から励ましと応援と また画室での孤独な作業へ向かうためのエネルギーをいっぱい頂いた気がいたします。 絵描きなどというものは群れずに個で立っていくもの 夫婦で絵描きだからといって安易に名前を並べる事などしたくない!・・・なんて 肩ひじ張って今まで2人展の企画をお断りしてきた、なんて事もありましたが・・・ 今ではそんな頑な石頭もフワリと消え(歳とったってことでしょうね・笑) せっかくフタリで絵描きなんだからという感じにて ワタシタチらしいペースでしなやかに続けていこうと思っているのでございます。
青山浩之・青山美子2人展 会期 9月16日(木)~22日(水)(最終日17時閉場) 会場 東急百貨店たまプラーザ店 4階アートサロン
(写真/LUMIX DMC-G1/G 20mm/F1.7)
 たまプラーザ東急百貨店で開催中の2人展、会場入りしてきました。 柔らかなライティングの中ワタシタチの作品はこんな感じで展示されています。 久しぶりに外界に触れてドキドキぎみのワタシタチだったのですが 青山アトリエの生徒さんや画廊の常連さん、また友人達の来廊もあり にぎやかで楽しい会場となりました <(_ _)>  これまた久しぶりに乗る電車、あたり見渡しすでに興味津々、新鮮です。 そして数年ぶりの降車となったタマプラーザ駅、その様変わりぶりにもビックリ。 都市計画模型を忠実に作り上げ尽くしたモデルタウン、もしくは空港??と思わせる 力の入った街のランドマーク作りに感心しつつもまたビックリ。 でもね、旅でもキレイな新市街よりどうも旧市街へ向かってしまうワタシタチですから ちょっとサミシク感じたのも事実、やっぱり味わいや匂いを感じる場所が好きなんですね。 街は人々の暮らしや息遣いでだんだんと色付けされていくものですね まだ新築の家のようなこの駅はこれからどんな匂いを放っていくようになるのでしょう。 夕方には旅友姉妹のご来廊もあって  帰りにたまプラ周辺を一緒にブラブラ徘徊してたどり着くのは 何故かやっぱりインドカレー屋さん、ですね スパイスの香りがさっそく旅話を誘って来ます・笑 みんなそれぞれカレープレートをお手てでせっせとかき混ぜ、口に放り込んではご満悦 そして十八番のアジア周辺から沖繩、国内のイイ場所について等々旅の話も夜更けまで。 久しぶりに外界に触れてドキドキしつつ、ワタシタチお喋りまでも満喫し あースッキリした、といい気分で帰路につきました )^O^(
青山浩之・青山美子2人展 会期 9月16日(木)~22日(水)(最終日17時閉場) 会場 東急百貨店たまプラーザ店 4階アートサロン
 ワタシタチのコラボ作品展がはじまります。 日本画作品おたがい15点ずつくらいの出品となります。
青山浩之・青山美子2人展 会期 9月16日(木)~22日(水)(最終日17時閉場) 会場 東急百貨店たまプラーザ店 4階アートサロン ウェブ http://www.tokyu-dept.co.jp/tama-plaza/event/index.php
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。 どうぞよろしくお願いします m(_ _)m
 もうあと少しすると我が家の空気も緩むかと思うと ホッとしますしセイセイします。 いつもなら展覧会を控えてひたすら筆を持つカタワレを もうひとカタワレがフォローに廻って少しの和みを作れるものの 次の展覧会は二人展、そういうわけにもいきません。 そもそもこの猛烈な暑さだった7月8月に 日々心を静めて筆を持て、というのが間違いだし無理な話。 エアコン?? 体にキツイのでまずつけません・・・ 相変わらずシャッキリせずボンヤリモウロウとした頭 そんななか画室では夜となく昼となく 扇風機が空しく空気をかき混ぜ続けています。 愚痴るくらいなら展覧会を断ればいいだけの話しでしょうが ワタシタチにとせっせと企画して持ってきてくれるお話しを むげに断る勇気と決断の持ち合わせもないのです。 さあいい絵を次こそはいい絵を、そう願う気持ちこそ衰えませんが 画室に山ほど掛けられた作品達を前にして日々ぼう然とするのも事実 展覧会では完璧なものをお見せしよう、などという ごう慢も持ち合わせていませんから少しは気が楽であるものの 作品をお見せするといった仕事には いつまでたっても気恥ずかしくむず痒く不安、慣れる事はないのです。 そうは言ってももうすぐ画商さんが車に仕上がった作品乗せて せっせと画室から運び去ってくれます。 いくぶん描きかけ作品の減った画室をながめて ワタシタチやっとホッとするのでしょう。 あれだけ猛暑で寝つけない、とブツブツ言っていた二人 これで、ちゃっかりスヤスヤ安眠になっちゃうのかもしれません・笑
青山浩之・青山美子二人展 2010年9月16日(木)~22日(水) 東急百貨店たまプラーザ店4階アートサロン
 青山アトリエホームページ「新作ピックアップ」コーナーに 「ガッキーとコクトー」を掲載しました。 〔 「新作ピックアップコーナー」左青字クリックか上の画像クリックでお願いします〕 ガッキーこと新垣結衣、そして香り高き時代のパリを生きた 前衛芸術家ジャン・コクトーを鉛筆で描いた人物画。 とってもよく描けていますよ。ぜひご覧になってみてください m(_ _)m これからも横浜市金沢区の絵画教室「青山アトリエ」にて そこで生まれてくる作品やその活動ぶりをいろいろな形で紹介していきます。
 アンジーことアンジェリーナ・ジョリー 前の記事で茄子を描いた同じ生徒さんの作品です。 もともとモノクロで描いた人物を得意としてとっても上手な作者さんなのですが このごろは水彩で色も使い出し、このアンジーなんてもう色もこなれてリアルですよね~。 青い目の透明感やクチビルのグロス加減、ハリウッド女優のメイクっぷりも イイ感じです、このくらい描けるようになると気持ちいいものでしょう! アンジーは今でこそブラピ(ブラッド・ピット)の奥さんですが ひとつ前の結婚相手はあのビリー・ボブ・ソーントン。 脚本家であり映画監督でありミュージシャンでありまた超個性俳優として 監督、脚本、主演とこなし恐るべし余韻を残す作品「スリング・ブレイド」や サム・ライミの「シンプル・プラン」他多数に出演している大変濃ゆ~~いお方です。 またアンジーの父はというと個性派俳優の代表格でもあるジョン・ボイド。 母も女優です、そんな2人の血を引くアンジーは スロバキア・ドイツ系アメリカ人さらにフランス系アメリカ人に イロコイ族・インディアン系となるんだそうです。 日本みたいな島国に住んでいると頭がこんがらがってしまいそうな話しですね。 ところでアンジーの父ジョン・ボイドが主演している凄い映画を ワタクシやっとDVDで手に入れてご満悦してます。 映画タイトル、その名も「暴走機関車」ですね。 当時黒澤明が脚本を書いたものの苦難時代の黒澤、ついぞ映画化にはいたらず 結局ロシア人監督コンチャロフスキーが凍てつくアラスカを舞台に仕上げた作品。 男を描かせたら超弩級天下一品の黒澤明の脚本らしく 硬派な男気とど迫力の映像美、全てが凍りつく世界、あくなき自由への渇望が 全編に溢れかえった・・・そんなちょっとカルトな逸品。 (ただ誰にでもお勧め、という映画でもないです。ハマる人にはお勧めです 女性でも相方はOKでしたね、ハマってました・笑) 美しいだけでなく凄みも持ったアンジーで書いていたら まだまだ濃ゆ~い話しが続きそうですが、今回はこの辺で・・・ 次回もういっちょおんなじ作者さんでいきます。
 今回も夏野菜でいきましょう、茄子です。 夏の茄子、旨いですよね~。 今じゃ八百屋に1年中並んでいる茄子ですがやっぱり旬モノは断然旨い。 揚げ浸しに天ぷらに麻婆茄子に焼き茄子、パスタに味噌炒め・・・もっとですね いやもうこれでもか、今食べずにどうするとばかりに食べてます。 やっぱり茄子は油との相性が抜群。 お腹まわりが気になるもののダイエットは気にしたことありませんので 酷暑こそ油ものなのである!! と我が家では揚げ油がずっと大活躍・・・ いったいこれってどうなんでしょね・笑 (ちなみに我が家の揚げ手はワタシ、相方は少々食傷気味なのかもデス )
張りがあって艶があって旨そうに描けてます。 紫黒の茄子色もよく出ていると思います。 作者はずっとデッサンやモノクロの世界で描いてきたのですが ここのところ色も使いはじめました。 その色使いもみるみるこなれてきて自分のものにしはじめた様です。 お皿の描写神経が抜けていない所もいいです、いい絵です。
もうずっと前になりますが 十数年間ものあいだ美術大学に入るための予備校で教えていたことがありました。 イヤ~、思い出しても過酷ですよあの世界は・・・ 17才位から20ン才までの腕自慢が毎日毎日描き通し、アトリエは熱気ムンムン。
日本の美大は相当レベル高いですよ~、間違いなく世界でもトップランクですね でも大学出る時はたいした事ない、このあたりは一般大学も同じなのかな?
美大予備校は100人生徒がいたら 1番から100番までしっかり順位をつけられる競争社会。 でもね、みんな同じ傾向似た方向を向いちゃうんですよね、絵が似てる・・・
これはしょうがない事なのかもしれませんね 有名美大に入る傾向というのがハッキリとあるんですから。 美大予備校講師は個性が大事なんて日々唱えている事でしょうけど やっぱり井の中の蛙ですよね 他から見たらずいぶんそっくりな絵がズラッと並んでるなぁ~、 と感想を漏らす事でしょう。
そんな所で十数年も籍を置きながら、ちょっと気持ち悪い・・・と 違和感を感じつつ教えていたように思います。 今思えば美大受験講師になんて向いていなかったんでしょうね・・・
と、丁寧に大切に描かれた茄子の絵を見ながら文章起こしていたら 話しがあらぬ方向へとっ散らかって来ました、この辺でやめときましょう・笑
次回も同じ作者の作品、続けていきます。
 9月になっても急に秋風が吹くこともなく、いまだ汗かく陽気ではありますが 響く虫の音が目立つようになったりで暦の変化を感じさせてもくれます。 今回は「大人のためのクラス」で描かれた鉛筆デッサンです。 夏野菜のデッサンということで描きました。 鉛筆デッサンは鉛筆、ネリゴム(消しゴム)、画用紙と日ごろ目にする 手に入りやすい画材で描ける気軽さが1つの良いところなのかもしれません。 ただ見慣れた画材だからって侮ってはいけませんよ。 鉛筆だけで何百何千という幅広い階調を作ることが出来るのです。 よく観て、モチーフと比べつつ、描いては消し、擦ってみたり、また重ねて描き そのくり返しで画面のデッサンは色数を増し、描き手の実感がその絵に入ってくるのです。 作者は青山アトリエに入られてからまだ日が浅く数枚目といったところなのですが やわらかであり自然にモノを見つめられる、そんないい目を感じます。 カボチャの艶のない深い色合いや、ゴツッとした質感が無理なく捉えられていますよね。 これからも基礎のデッサンを続けていきますが 訓練と思い込むことなく、何を見ても「なるほど~」と発見しつつ 楽しみながら描いていってほしいと思っています。 ところで青山アトリエではモチーフに頂き物の野菜をたびたび持ち込みます。 ケチだから頂いたものを描いてもらっているわけでは決してありません・笑 スーパーや八百屋に並ぶ野菜より家庭菜園で作られた野菜の方がずっと魅力的なのです。 妙にキレイすぎてはいけないのです。 すこし歪みがあったり、虫食い跡があったり、その方がよほど自然ですし 味わいある姿形は描き手の意欲を誘うのです。 今回のカボチャは長野県伊那で親しくして下さっている方が作られたもの 作り手の顔も浮かべば、作物が育つ土地や土もよく知っています。 南アルプスの仙丈岳を見わたせる眺め良き小高い丘の畑です。 そんな野菜が横浜市金沢区までやってきて青山アトリエで描かれ作品になる。 そんなサイクルがワタシタチは好きですし、ウレシク感じているのデス。
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