今年さいごの開花 ・2 

月下美人1

我が家の月下美人、大きなマザー株
1昨日の3輪開花に引き続き(一つ前の記事)昨日も見事に開花しました。
乱れ咲きと言うにふさわしい花付きでした。
これがオーラス、本年のラスト開花になる事でしょう。

上の写真は開花翌朝の様子
家中に強く甘い香りを漂わせた大輪の花は一夜限りで咲き切ります。
夜半にはだんだんとしぼんでいき、そして夜が明ける頃には
ご覧の通りの姿に、すべてダラリンと垂れ下がります。

咲き終えた花がらを付けたままにしておくと
株に負担がかかってしまうのですべて切り取ってしまいます。
これだけ質量のある花がらだとなんだか収穫の気分での刈り取りです。
このまま捨ててしまうにはちょっとモッタイナイ気もしてきます。

この花がらを湯がいておひたしや酢の物、また天ぷらなどで
食す方々がいる事も知ってはいるのですが
いまだにワタシタチは味わう方は未経験なのです。

月下美人2

ところで先週ひとっ走りして長野県の友人宅まで
お届けにあがった月下美人の挿し芽株。
その子株の方もまったく同日に開花があったと連絡がありました。

別株であっても置かれた環境が離れていても同日同時間に咲く・・・
不思議です・・・
こういうエピソードは楽しく、さらに生き物への興味を刺激してくれます。

さてさいごの開花も終わりました。
あとは寒にあたる前に部屋の日の当たる場所に取り込んで
休眠させないようにすればきっと来年も3回以上花を付けてくれるはずです。

と、その前に部屋に入れるには大きくなりすぎましたから
少々剪定をしなくてはいけませんね、そしてその切った葉っぱを
養分の少ない赤玉土にでもプスプス差せばきっとまた子株が増えるはずです。

ということでくるりんと話は変わって
ワタシタチ、ちょっと筆を置いて画室から逃亡します。
制作が遅れているのでほんのわずかな日数しか出られませんが
テントやガソリンストーブ、ランタンなどを整備
チェックしつつ荷室に積み込む、それだけですでにワクワク気分なのです。

画室脱出目的はただ一つ、気持ちを休めて弛緩、そして心に養分を!です!!

駿河湾越しの富士山

出かける場所はテントからでもこんな景色が眺められるのですが・・・

まあいつもの通りでお山相手はお天気の運次第・・・
その秀麗な姿を見せてくれることを願ってはおりますが・・・
さあはたしてその顛末はいかに!・笑
[ 2010/10/13 ] 植物達 | コメント(0)