完成作品・スニーカーの絵 

昨年末に描かれていた「子供のためのクラス」のスニーカーの絵
ビル改装工事でのアトリエ休講などもあって完成作を見せそびれていました
で、今回は「スニーカを描こう」のお題で描かれた作品紹介です

各自じっさいに履いている(いた)スニーカーを目の前に置き観察しながらの表現です
画用紙のスケッチブックに鉛筆でデッサンをとり水彩絵の具で色をつけています

おお!さっそくイイじゃないですか〜
スニーカの絵1
なんども描き直した靴のフォルム(形)がカッコイイです
背景の色面もすみずみまで力強く描かれそこを黒の線描がキリッと引き締めています

塗り込みがシッカリしていますね、そのおかげで発色がイイ!
スニーカーの絵2
左右対称の安定した背景画面を作った上にスニーカーが横切り動きを作り出す構図
おぬし、すでになかなかのテクニシャンですな!

ああ!森だ、カブトだクワガタだーー
スニーカーの絵3
いきもの達でにぎやかな森に出かけたスニーカー
たのしい!こんなヘラクレスオオカブトまでいる森であそんでみたい!!

いいなぁ〜、スニーカー描いているのに音が聞こえてくるし詩も聞こえてくるよ
スニーカーの絵4
スニーカーのデッサンがこれまたイイですね、引かれた線に味わいがあります
絵の具を盛って質感まで描き分けてスニーカー愛を感じる作品になりました

上から小学3年つぎは4年つぎも4年さいごは3年生の作品です

なんだかコメントほめてばっかしなのですが
いい絵を見て絵の先生がほめるのはあたりまえで当然のことですね
ほめるときはどんどんほめます (^^)v

完成作品 

フリージア完成作品

大人のためのクラスからの完成作品です

パネルに紙を張り込んでアクリル系ジェッソ等のメディウムで下地をほどこし
アクリル絵の具を中心に水性画材いろいろで描かれています

モチーフは陶器の花びんに生けられたフリージア
背景は黒下色に朱色をかけたシンプルなツートーンです

朱色に黄色に黒と主要な色を絞り込んだ配色が目にも鮮やか
形態には立体感を求めずフォルムの面白さを前面に出し
シンプルな画面のワンポイント、金の落款も効いています

骨太なデッサン、力強い表現の中にも情感を感じる作品となりました
キリッと締まった額を着せたらきっと似合いますね

作者は現在ベランダで花を咲かせてはどんどん制作中
花を追いかけるように作品が生まれていきます

文字通りの花と絵画のある暮らしですね (^o^) 楽しんで下さい!

自転車の絵・途中 

大人のためのクラスからの記事が続きました
今回は子供クラスから「自転車を描こう」制作途中をお見せします

みんなじっくりと塗り込みつつだいぶ進んできましたよ

自転車の絵途中1

画用紙のスケッチブックに鉛筆で下書きを描いて
水彩絵の具や色鉛筆で彩色していってます

お題は自転車、でも人は乗せてあげてね
ただし背景は自由なんだからどんな世界や風景でも好きに描けばヨロシイ

自転車の絵途中2

そんな感じで描いてますが、いよいよ描き進むにつれ
みんなの個性があふれて出てきたようです

自転車に羽があって空を飛んだっていいんだし
人が笑って雲が笑って太陽が笑ってたっていいですね

自転車の絵途中4

冴えた青空のグラデーションにみんなで笑ってる、楽しいです

カブトやクワガタの森を背景に自転車が行きます
たっぷりした塗り込みですでにいい味出てきてます

自転車の絵途中3

細部をちくちく描き始めて
これからどんな仕上がりになるのか楽しみですね

みんなそれぞれイイんですよ、全部お見せ出来ないのが残念なくらい、、、

あとは描きたかった世界をしっかり描き切るべし
ただいつも言ってますね、スピードはいらないし競争でもない
あわてずじっくりと描き切るべし、なのです

完成作品 

一村模写作品

今回も大人のためのクラスから完成作品をお見せします

モチーフは田中一村の作品
一村の作品では墨のみで描いている部分が多いのですが
今作ではそこに彩色イメージを加えて仕上げています

一村作は絹に描かれていますが今作は紙を基底材として描きました
下地に使われている日本画画材岩絵の具の効果でしょう
全体にしっとりと落ちついた色調でまとめることが出来ました

島に咲く花に琉球アサギマダラが蜜を求める。南国奄美の世界です

中央画壇から外れ旅を続け奄美大島に居を置き土地の自然を見つめ描き続けた田中一村
そんな一村の自然観が描きながら作者にもきっと入り込んでいったことでしょう

湿度を感じる南方の森景色に
作者オリジナルの感性や色彩も加わってとても素敵な作品になりました

途中の作品 

大人のためのクラスから制作途中作品をお見せします

↓の作品は日本画系の岩絵の具や水彩の顔彩絵の具を塗り重ねて作った下地に
モチーフであるザリガニを鉛筆デッサンからの転写を終えたところです
途中の作品1
微妙な色彩の下地が焼き物の肌のような渋い雰囲気を醸し出し
鉄線描のようなトレース線が画面をキリリ引き締めています

↓の作品は何度も絵の具を塗り重ねてマット単色ながら味わいある下地色をつくり
モチーフである人物に胡粉(白絵具) で様子を見ながら描きすすめています
途中の作品2
すでに着物や髪飾りにボリューム感や抑揚が出てきています
この先の色入れが楽しみですね

↓の作品はスピード感のある刷毛作業で下地をつくりモチーフ転写を終えたところです
途中の作品3
ちょとまだ見えにくいですが花が描かれています
色分けしてトレースした線が美しく作品のイメージが広がります

↓の作品は油画用キャンバスをパネルに直張りして描いています
途中の作品4
堅牢なキャンバス地に盛り上げ引っかきダイナミックな下地を作った上に彩色し
今回のモチーフクレマチスが描かれはじめました

完成作品を見るのはもちろんですが途中を見るというのも大切なこと
アトリエでは子供から大人まで、初心者から経験者までたくさんの絵が並びます
いろいろな感性にふれて感じ入り、また自分の作品に向かいます

トウガラシの作品 

トウガラシの作品1

大人のためのクラスからの作品紹介です
パネルに画用紙を張り込んで日本画岩絵の具系の下地をほどこした上に
水彩絵の具や顔彩絵の具を使って描かれました

モチーフはトウガラシとコップ
シンプルな対象物ですが深い白群色の下地に丹念に描かれ
それだけで十分に魅力があると思います
トウガラシの赤い色をとってみても微妙に描き分けられていて
これまで描いてきた経験値が感じられます

12.6.4トウガラシの作品

次の絵はどうしようかしら?からいつもはじまり
スケッチを取り構想を練り、時間をかけて少しずつ描き込み
また1枚の作品が仕上がりました

絵は続けて描いていると少しずつ少しずつ変化をしてくるもの
毎回少しずつ作品が変わってくる、、、
自分の絵の世界がじわじわと動いてゆく、、、

また次はどんな作品が出てくるのか、楽しみにしています