今回は子供のためのクラスからの平面作品 お題は「スクラッチアート・夢のカケラたち」です  今回もなかなかカッコイイ作品がたくさん出来ましたよ〜 (^^ )  それではどうやって絵が「夢のカケラたち」になっていったのか その制作過程を順を追って見てみましょう まずは画用紙にクレヨン使って好きなように描いていきます  もう本当に好きなように描いていいんですね、、ガシガシいっちゃいましょう〜  思うがままにです、落書きは楽しい!!そんな感じです  と、、、それぞれビッチリ描き終わったら  描いた画面を黒のアクリル絵の具で  これまたビッチリ見えなくなるまで塗りつぶしちゃいます  アクリル絵の具が乾いたら、、とがった竹串などで引っ掻いて描いていきます  これまた題材は完全に自由、なんの制約もありませんよ  この描法、楽しいんですよね〜、、たぶん夢中になっちゃいますね  そして、こんなんなるんです、、、とってもイイのではないでしょうか、素敵です!  で、みんなそれぞれ素敵な感じになって来たところで、、、 今までみっちり描いた絵をジョキジョキ切ってしまうんですよ、、(O_O)  描いた作品を思いっきり切り刻む、、、なかなかやりませんね あんまりやらないことですから、もしかしたらこれは気持ちイイのかもしれませんよ と、長くなってきましたのでこの制作過程、、次回へと続きます
さて今回は中高生と大人のクラスからになります お題は「拾いものを描こう!」の秋バージョンです 道すがら生えていたエノコログサを千切って来て描きました  秋と言えば色付いた葉っぱ、扇形にグラデーションを揃えて描きました  色を付けずにデッサンでもよろしい、葉のちょっと固そうな感じが出せましたね  「拾いものを描こう」とは、、、 描くものをお金を出して買うんじゃなくて、辺りから探してみよう 花屋の立派な生花で無く、技法書のマニュアルにあるモノでも無くて 自分ならではの眼で見つけてみよう、、ということ 海辺で拾った小さな小さな貝殻に染まった落ち葉です  黄色、オレンジ、赤のシンプルなグラデーションを真っ直ぐ捉えてみました  風が強い日のあとは海でも山でも広場でも庭でも拾いもののチャンスです  枝ごと落ちていたり、流木や漂流したガラス瓶、、いろいろあって面白そう 落ちているモノは一般的にはゴミと呼ばれたりしていますが 美術人の視点を持ってすると素敵なモチーフに変わってしまったりもします よく描けてます、この秋の赤い実が描き手の心の中に仕舞われたことと思います  枯れ草の線のリズムも面白く、、、これは絵になる枯れ草ですよね (^^ )  美術人はみな違う視点を持つから愉快であって同じ方を向くはずもない いつも言っていますよね 自分のセンスでいつも面白いモノ、素敵なモノ、かっこいいモノを探し続ける そんなことを愚直に続けて自分ならではの審美眼を身に付けることが大切なんです この秋の博物誌になりましたね、、拾い手のセンスと画力の成果です  拾いもののコツは慌てて数を拾わないことです 一つ一つを観察しつつ、う〜〜んとゆっくり、、感じ入りながら、、ですよ ゆとりを持って深呼吸でもしながら、拾いものを楽しんでくださいね
今回は中高生のためのクラスから、お題は「観て描こう」です アトリエ展へ向けて自由制作を続けていましたからね、たまには観て描こうなのです モチーフはいろいろです、では中学生からいってみましょう  カーネーション↑にカボチャ↓です  描き方は決まっているわけではありません、、自由です よく観て描いたならば作者が観た痕跡が画面に残ります、それが絵で言う「リアル」です  パンジー↑にキンギョソウ↓です  よく観たら描いて、またよく観て違っていたら、消してまたカタチを探っていきます 描いたものを消すことは勇気がいりますが強い気持ちを持って進まなくてはいけません ↓ドライとうもろこし  時間に合わせていいかげんに完成させるなら、良〜く観て途中で終わった方がいいのです 「スピードを上げる=はしょる」にほかなりません ここから高校生  ヘデラ↑にカボチャ↓です  よく描けていますね、客観的で冷静な目も感じられます で、上達して来たら、、「慣れないこと」ですね、いつも新鮮な目を持つことですね いつまでも新しい発見をする気持ちで何ものも観続けること この心もちが「観て描く」ということなんです
秋も深まって芸術の秋ですね! ということで今回は大人のためのクラスから アトリエ展も終わってまた皆さんそれぞれの制作に取りかかり始めました お嬢さんの住まうアメリカの家から見た景色、広い大地と広い空を感じます  こちらはどこの山でしょう、赤い山に蒼い空。パステルの発色も鮮やかです  山野草のホトトギスを観てスケッチ、モノがどう見えるのか?それは人それぞれなのです  観て描くことに立ち返ろうと、デッサンを描く方もいます、、素直な優しい描写  基礎のデッサンを続ける方も、淡々と観察を繰り返しモノの見方を学びます  拾ってきたザクロの実をモチーフに、、数描いてるが故の味わいがあります  制作中の下地です、青い空はるか雲の上、、透明感のある青が表現出来ました  岩絵の具を使った日本画制作、粒子の荒い絵の具を重ねて下地作りを繰り返します  う〜ん、いいですね。落ち着いてそれぞれの制作に入っていってますね この調子で慌てず急がずじっくりと、、また進めてまいります
さて今回も子供のためのクラスからの工作「アートサイコロ」の続きです 色々な多面体を作ろうということでやって来た工作も今回で完結  今まで正4面体、正8面体、正20面体とステップアップして作って来ましたからね 最後に60面体と言ったってサクサクと、、太刀打ち出来てしまうのです  いきなり60面体を作ろうったってこうはいきませんよ、、頭の中こんがらがっちゃいます モノの構造さえ理解しちゃえば、たとえ複雑なカタチへ増殖しても組み上げられるのです ということで、今回の「多面体を作ろう」最終形60面体のいくつかをお見せします   どうでしょう? 幾何形体を体感するにとどまらず、アートに美しくこだわろうとお話してきましたが    みんなやっぱりの個性もそれぞれ感じられて、イイ感じ! 立体絵画ですな〜、これは 絵は四角くて平面じゃなきゃいけないなんて理屈はありませんものね、、良いですよ〜   正三角形の紙片を組み合わせていくだけで強度のある立体が生まれて 組み合わせ次第ではシンプルからかなり複雑な構造物まで作れてしまいそうです  そこにアートの柔らかな発想が加わればとっても素敵なモノになりそう!! ということで、、みんな遊びゴコロやしゃれっ気を忘れずに ますます楽しんで作り続けていきましょうね〜 (^^ )
ということで前回からの続き、子供クラスからの工作は「アートサイコロ」です にしてもアトリエ展を終えてワタシも気が抜けたでしょうかね、、、 またも更新が空いてしまいました <(_ _)> 正三角形のパーツをいろいろ組み合わせて多面体の構造物の多種を作ってみる  そんな課題でしたね 正四面体から始めて正八面体とバージョンアップしていって  こちらは正20面体の完成形になります  アートサイコロですからね、、それぞれのテーマでサイコロになってます  と次に、いよいよ今回のまとめ応用編として60面体制作に入っていきます  だんだんややこしくなる60面体の仕組みや説明を聞いたら またも調子に乗って作業に入ります  平面である正三角片を組み合わせていくことで多様で丈夫な立体になってく  そんな仕組みはだんだん判って来たと思いますが  数学でも物理でもなく絵画教室ですからね、アートでかつ美しく仕上げたいものです いくつか出来た形態を重ねて強度チェックの遊びですね  重い画材ボックスを支えても強度は十分なようです (^^ ) 一見複雑に見えるものも構造をたどって紐解いてみれば あんがい基礎はシンプルなモノなんです ということで、今回の仕上げである60面体の完成形はまた次回です
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