今回は大人のためのクラスから、このごろの制作いろいろです
はじめに自由制作いろいろからいってみましょう
日本画の技法をを使って描かれた作品、完成作です

柔らかな色味と構成された構図がよくマッチしています
奈良へ出掛けた取材旅のスケッチをもとにして水彩の技法で描かれました

平面的で乾いた色使いがどこか版画のようでもあり趣を感じます
深く蒼い空に向かって遠くゴルフボールが飛んでいきます

水彩技法で描かれた自由制作です
日本画の技法を用いてバラの花を描いています

岩絵の具のゴツゴツした質感や箔を使っていろいろ実験中です
こちらも日本画の技法を用いて描き進めている作品

絵作りの最終段階でしょうか、ここからは見極めが肝心
ここからは素描組いろいろです
アトリエに入られたら必ず通る道、、カタチ取り

正確なカタチに近づくまで何度もモチーフと比べ描く基礎デッサンです
彩色の素描です、色を使ってもよく観て描くことに変わりはありません

色に濁りが無く、丁寧でやさしい観察眼で描かれています
基礎デッサンを重ねてこられて鉛筆の色合いも随分こなれてきました

力作ですね、皮の質感も十分に出せています!、、この調子で楽しんでいって下さい
今回は中高生のためのクラスから、中学生の絵本制作です

絵本制作は本来子供のためのクラス6年生が取り組む、小学生の卒業制作課題
なのですが、絵本制作は大作故なかなか簡単には仕上がりません
過去の制作とはいえ未完を放っておいてはいけませんから
中学生になってもたまに思い出して描き続けるのです
↓じんわりといい味出してます


↑表紙のデザインです
↓色鉛筆と水彩を使った切り絵スタイル


↑なんと二年目です (^^ ) 長い時間描いて線が洗練されました
↓ガリバーですね、手描きならではの味わいがよく出てます


↑物語からの完全創作系、かっこいいと思います
小学生6年生後半に始めた絵本制作ですからあれから1年以上時間が経過しています
成長期のこの時期ですからね、絵だって一緒にどんどん変化していくものです
今思う感性で絵柄も変えてしまっていいし、気に入らなければどんどん直しましょう
↓映画作家ティムバートンに傾倒中


↑中学生になって塗りの精度が上がっています
未完で終わらせず完成目指してたまに取り出しては絵本を描き続けているわけですが
完成を急ぐあまり内容がおろそかになってはつまらないことこの上なしですね

諦めず続けることは大変なこともありますが
少しずつでも進めていけばいつか必ずゴールは見えて来るものです
内容で充実して楽しんで、出来れば完成の喜びを味わってもらいたい。そう思ってます
前回に引き続いて初描きのお花、子供のためのクラス編です

刈ってきたスイセンやキンカンに買ってきた立派な花苗に種から育てたしょぼめの花苗
アトリエあちこちに並んだ中から描いてみたい植物を選びます

初描きは子供から大人までどのクラスもテーマは同様で「よく観る」
目で観るのはもちろん手でなでて感触を確かめたり匂いを嗅いでみるのもいいでしょう

生きものの面白いところキレイなところを見つけて画面に残してあげたい

そんな気持ちで描けたらなおよろしいのです (^^ )
全員ではありませんが出来るだけたくさんの花作品を載せてみました

いつもながらですが画材も自由、描き方も自由、描き手は小学生です

それぞれのモノの見方がよく出た花の絵がたくさん並びました
「よく観る」というのはは絵の中だけの話ではありませんね
観察はなんでも楽しい!そう思いつつまたいろいろ発見し続けてください
年明け初描きは毎年恒例のお花描きです

刈ってきたスイセンやキンカンに買ってきた立派な花苗に種から育てたしょぼめの花苗
いろいろが並んだ中から絵にしたい植物を選んで描きます

描き方は自由で使う画材も自由です

よ〜く観る、いつも探って発見する気持ちで観る
またここから始めたいと思います
初描きですので出来るだけたくさんの花作品を載せてみました
今回は中高生と大人のクラスからです

年齢も制作キャリアもさまざまですが
今の自分の眼をもってしっかり観て描けば絵にそれぞれのリアリティが宿ります

ご自分の眼を信じて下さい、、またその眼を疑うことも忘れないでください
慌てずとも必ず眼は育っていきます、、ではではじっくりと進めてまいりましょう

「堀文子教室同窓展」 今年も開催されます
「第10回・多摩美術大学日本画科・堀文子教室同窓展」
会期は1月10日(日)から1月16日(土)まで
会場は「柴田悦子画廊」東京都中央区銀座1-5-1第3太陽ビル2F
美術大学在学中、堀文子先生に作品の指導をいただいた面々
そんな世代を超えた作家が集う展覧会となっています
それぞれごくごく小品、1点ずつの展示となります

在学時代、その存在自体が格言だった、、、今になってそう思います
Webでもいろいろ出てきますね、、よろしかったら
こちらはいかがでしょう
お近くにお越しの際はどうかご覧下さい

元旦らしく穏やかないい天気です
今年も美術いろいろで楽しくやっていきたいと思います
慌てず、勇まず、前掛かりになること無く、、ちょっと後ろ重心くらいが心地良い
こんな感じですかね〜 (^^ )
それではみな様、今年もどうぞよろしくお願いします