
展覧会のお知らせです
当アトリエ大人のためのクラスに通われている生徒さん参加のグループ展が始まります
「松江まち型絵染教室 型絵染展」
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい
今回の制作便りは中高生のためのクラスから、中学生による制作になります
お題は「スニーカーを描こう」

描きたいと思ったスニーカーをそれぞれ持参して、それが今回のモチーフ

お題はスニーカーですが履き物で描きたくなったなら何でもかまいません
決まりはゆるくてイイ、自分で決めたのならそれが一番です

ただおニューの靴より多少履き古してヨレが出た靴の方がよろしい
その方がきっと絵になるよ、、と話しています

今回のお約束はモチーフである靴をよ〜く観察して描くこと
いわゆるデッサンする眼を持って描いてもらいます

彩色画として仕上げる予定ですが背景にはなにを描いてもかまいません、、自由です
彩色画といってもカラフルでもいいしモノトーンでもいい、、その辺りも自由

まだ始まったばかりですからまずはカタチ取りの段階です
靴には布や皮やプラスティックやゴム等素材の違いに靴ひもや模様など装飾もいろいろ
そのあたりを逃さずしっかり描くことがとりあえずの目標になります

子供クラスのときに同様の課題を描いてそのままアトリエに在籍し続けて
今回中学生の眼を持って再度同課題で描いているひとも多いのですが
一見してカラダとココロの成長と共に描く眼も変わって来ているのが見てとれますね
絵は描き手を映す鏡のようなもの
今回も中学生それぞれのリアル今を映した絵が並ぶのを楽しみにしています

展覧会のお知らせです
当アトリエ大人のためのクラスに通われている生徒さんの個展が始まります
「はる・なつ・あき・ふゆ わたなべももこ小品展」
水彩で丹念に描かれた季節の小品が鎌倉のティーショップにて並びます
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい
今回は大人のためのクラスから、この頃の制作いろいろです
この間まで小中高校生が参加の「秋の展覧会」関連記事が続きましたから
大人クラスでの制作紹介はずいぶん久しぶりになります
それでは、はじめに完成作品からいってみましょう
パネルに画用紙を張り込んで水彩絵の具で彩色、、南房総は白浜題材の風景画です

柔らかく響きあった色彩が印象的な味わいのある絵画表現、、いい絵ですね〜
こちらも画用紙張り込み水彩で描いた風景画、三浦の佐島から長井方面を望んでいます

同モチーフでスケッチから鉛筆画、小水彩画の完成を経て、今作の完成まで至りました
印象派の画家ドガの模写、実際にはパステル画ですが本作は水彩で追っています

明暗の流れ、構図の間の取り方、描くことで見えて来たものも多かったことでしょう
パネル貼りした画面に水晶末や胡粉を塗り重ねて十分に厚みが出たところで

ニードルや彫刻刀にて画面を彫って下地マチエール作り、絵柄は郷里の田園印象です
ここからはもうすぐ完成や制作途中の作品、日本画3点
淡い背景に小鳥が二羽、、日本画制作も枚数重ねて絵の具使いも熟れてきました

荒い絵の具と細かい絵の具の使い分けがいい具合、、じっくりと進めて下さい
藤の巨木がモチーフです、こういった制作中盤には即物的に完成を急がずじんわりと

描いては被せ、実験や試みを楽しんで、作品に含みを持たせられたら素晴らしい
森の苔むした根っこ廻りに注力した、完成間近の作品

岩絵の具の重厚な色彩、、仕上げはどこまで説明するのかしないのか、そこが肝要
ここからはデッサンやスケッチ他を
アトリエから出て描かれたスケッチは観音崎の灯台ですね

真冬や真夏はキツイですからね〜、、、秋は屋外スケッチが楽しい季節です
いわゆる客観描写を目指した鉛筆デッサン、、上手いです

デッサンマニアになるとさらに上をと考えますが、この位描けたら十分と思います
静物彩色画の鉛筆下描きが完了しました

次回は水彩絵の具を使って色入れをしていきます
鉛筆と水彩で描きすすめてる「にゃんこ画」です

柔らかで力みのない描写から熟練をほのかに感じさせてます
自由制作、次作の絵柄が完成、、下地を作った画面に次回はトレースしていきます

いろんなモノが入り交じったとても面白い構成、、じっくり進めていきましょう
ということで、秋は深まり芸も深まると言ったところでしょうか
絵画芸の世界に一足飛びはありません、、結果を急がずに過程をたっぷり楽しむ
成果は願わなくてもある時スッと降りてきます
慌てることなく、お喋りでもしながら、目前を楽しんでください (^^ )
先週にてアトリエの場所で開かれた「カナカツ秋の美術展」が盛会をもって終了し
また変わることのない通常のアトリエ制作となりました

今回は子供のためのクラスから、絵の制作をお伝えします

お題は「お弁当もって出かけよう!」
季節もぐっと秋めいて暑くなく寒くなくの行楽シーズンですよね

アトリエでは絵のイメージをもって
スケッチブックの中を自在に出かけてみましょう、、ということなのです

お題を意識することは大切、けれども無理してそこに縛られる必要もありません
拡大解釈、自分なりの解釈はどんどん来なさいの大歓迎

なにしろ絵はそれぞれのイメージの世界、、絵の中ではまったく全てが自由です
いつもと同様使う画材も好きなもの使いたいものでOK

大事にすることは
自分が浮かべたイメージを思い続けて粘ってでも自分なりの完成をめざすこと、、です
そろそろ彩色に入ってきた人もいますね

今回はどんな絵が出てくるのでしょうか、、ワタシタチも楽しみにしています
続けてアップして来ました「カナカツ秋の美術展」の会期は終了しましたが
今回は会期中に行われたワークショップ等の様子をお伝えして締めといたしましょう
小学生から高校生までの若い展覧会はご家族一族でのご来場も多く

和やかな雰囲気の中、みなさん美術の秋を楽しまれていました

最終日には今展に参加の中高生たちによるワークショップも企画されて

横浜金沢区の近隣高校美術部と青山アトリエのほぼ中学生たちが入り交じり

それぞれの作品や制作に関する感想意見交換会といった趣で進行

高校生が司会、若者たちそれぞれのキャラ立ちでたびたび笑いも湧いて
こんなとき仕切り大人が口を出すほどヤボなことはありません、お任せがイチバン
会の締めには横浜美術館職員の関さんからのお言葉いただき

ラストはジュースで乾杯、、パンとお菓子囲んでのプチパーティー

美術は横並びや同化をきらうごくごく個人的なものではありますが
同時に人と人を繋いで引き継がれていくものでもあるんですよね
今展をはじめに美術の輪が回を重ねて広がっていけたら宜しい、そう思います

ということで、、、「第1回カナカツ秋の美術展」会期が終了
作品を撤収し、皆それぞれの場所へと戻っていきました

このスペースを使ったはじめての展覧会、、100点満点だったかと思います (^^ )
参加者のみんな、来場者のみな様、展覧会を支えてくださったカナカツの方々
どうもありがとうございました