ちょっと更新空きましたね、風邪など引いてたわけじゃありませんよ、、
ウェブマスターのたんなるサボり癖なんですね <(_ _)>
ということで、今回は子供のためのクラスからの制作です
お題は「墨を使って折り染め遊び」
今回は自由に描きましょうじゃありませんから、とくにはじめの説明は大切です

お題のごとく墨を使っていろいろと実験してみます

墨は本来擦るものですが、濃度を一定にするためちょっと質のイイ墨汁を使ってみました
墨には青墨、茶墨などいろいろあって、、とかなんとかで講義が続きます

紙にもいろいろと種類があって、、とかなんとかで、子供たちも興味津々です

実際に実験してみます、、、

紙の種類によって水の吸い込み、墨の滲み方にずいぶん差があることが判ります

さあそれでは講義を終えて、それぞれで折り染め、、墨で遊んでみましょう

紙にもいろいろありますが今回は書道用の和紙(半紙)を使います
和紙をしっかり折り込んだら適度に薄めた墨の中へ浸します

こんな感じです (^^ )

そしたら、、慎重に和紙をひらいていきます

破れやすいですからね、、ゆっくりゆっくり、スローリーです

すると、ほらっ!、、こんな感じ

こっちも、ほらっ、、同じ模様は出て来ませんよ、1回限り偶然の産物なんです

出来たらそおっと広げて乾燥させます、、乾くと墨色がまた少し変化しますよ〜

う〜ん、いいですね、、美しい!!子供たちもちょっと惚れ惚れしながらの作業です

青墨、茶墨、、発色の違いもよくわかります

古くからの言葉で「墨に五彩あり」なんてありますね
これは墨の性質や濃淡や表現手法によっていろいろに感じられる、ということですね

墨の話ひとつとってもね、、深いんです
ともあれ、みんなの実験の成果が床一杯にどんどん広がっていきました (^^ )

今回は墨と和紙という素材をもちいて染めの技法を使って遊んでみました
それぞれが驚きをふくめて楽しい時間になったことと思います
これは単純な遊びのようにも見えますが、出来上がりには多分にアートの要素を含みます
こんなことからもアートや芸術は可能性を広げて進んでいきます
今回は大人のためのクラスから、この頃の制作いろいろを紹介します
富士山と静岡の茶摘みを合わせて描いた水彩画、、完成作です

細部をしっかり描き込みながらも明快な色彩にてシンプルにまとめました
能登の軍艦島をモチーフにした風景画、雲肌麻紙に岩絵の具を使った日本画技法です

そのものの色にとらわれず構成的に描き上げました、こちらもほぼ完成作
水張り画用紙に水晶末等で下地施し、水彩絵の具たらし込み洗ったり紙ヤスリかけたり

しだいに河辺の秋景色が画面に浮き上がって来ました、これから仕上げに向かいます
次作のためのスケッチ、秋ならではのそんなモチーフは描くならば「今です!」

こちらは次作のためのエスキース(下図)です、縦長画面での連作を想定しています

オーストラリアの友人に贈るうちわ、モチーフもオーストラリアのインコです

日本はこれから冬ですが南半球のオーストラリアは暑くなります、ちょうどイイです
ここからは画用紙に鉛筆で描いたモノクロ作を数点
貝殻とクルミを自由な発想で画面に配して描きましょう、という構成デッサン

大胆な構成と大半占める漆黒色で力強く目を引く作品となりました
布ひも タイルに穂を自由に画面に配して描こう、、こちらも構成デッサンです

よく観て描くから一歩出て積極的に画面を創る、デッサンの作品性が高まります
エスキース描きつつ次作を構想中です、モチーフは東京湾岸にそびえ立つビル群

基礎の静物デッサン、執拗な表面描写で独特な雰囲気が出て来ています

こちらも基礎デッサンで手、肌の微妙な色味が感じられるまで詰めて描けました

なにごとも基礎は大切ですが、、絵の場合はそこから
「その人らしさやオリジナリティー、自由な視点や発想」が乗って作品制作は進みます
「それぞれがやりたいように好きに描けばイイ!」というのはそういう事でもあります
人それぞれ違っていてこその美術、、芸術の秋を好き好きに楽しみましょう (^^ )
今回は子供のためのクラスから
以前の記事で制作途中をお伝えした「お弁当をもって出かけよう!」の絵の制作
今回はその完成をお伝えします

お題は「お弁当をもって出かけよう」ですがそこは絵の世界
イメージを広げてお弁当持つのが人じゃなくたって良いんじゃない?

そんなことから、、ずいぶんといろんなタイプの絵が出来てきましたよ
ニンジン山盛りの前に立つピンクのウサギ

一本の木を囲んだ俯瞰図、いろんなもの達が食事中

魚たちだってお弁当持ちます

山のもの達はそれぞれのテリトリーでお食事

お弁当もって、、火山に出かけよう!

海の中、、みんなお弁当もってます

イルカをシルエットで、配された背景もカッコイイ

シュモクザメにマグロにシイラにイカにイワシ、、食事の生態系だ、リアルだね

やっと主役で大きく人が出て、、ていねいに描かれたお弁当が美味しそう

今回は完成した人のそのまた一部の紹介ですが、いろんなイメージがあっていいよね!
絵は空想だよ、、お題に沿い過ぎなくたっていいんだね
むしろお題があってもはみ出すくらいが面白い!そうされてるのが美術脳なんだ

展覧会のお知らせです
当アトリエ大人のためのクラスに通われている生徒さん参加のグループ展が開催中です
「第6回日本画院神奈川支部展」
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい