今回は「中高生のためのクラス」から、中学生たちのこの頃の制作いろいろです
中学生の生徒さん全員ではありませんが出来るだけお見せします
まずは「スニーカーを描こう」の制作途中いろいろから

自分が使っているスニーカー(靴)をよく観て描こう、という課題です
背景は凝りたければどんどん描けばいいし、サラッと終わらせてもかまいません


スニーカーにはいろいろな素材が使われていたり色もそれぞれ特色があったりして
よく観ていくと縫い目が見えてきたりロゴやマークが記してあったり


ディテール豊富な描きごたえのあるモチーフなんです


さらに新品にはない「履いている感」があったりもするでしょう
少しよれた感じや退色やよごれていたりほつれがあったり等々


絵画的にはそのあたりもリアルに描いてみたいポイントになります
それぞれのデッサン力もしっかり向上が見てとれますね、、イイ感じです


ここから↓は好きなように「自由に描こう!」の課題です
キャラを真ん中に置き背景には絵の具を飛ばしマスキングを繰り返しています


筆勢とそのスピード感がフォービズムしていてイイ感じです
構成とデザインがしっかりはっきりしています、この調子で楽しんで下さい


カエルの形も描き進め方も背景もみんなイイ感じ、完成が楽しみです
中高生クラスはカナカツ秋の芸術祭での展示にも参加して充実した1年だったと思います
ということで、、今年のアトリエは終わりましたがまた来年ですね
変わらずいつも通りに、それぞれの制作をすすめていきます (^^ )
今回は大人のためのクラスから、この頃の制作いろいろです
子供クラスの記事が続いて、他クラスからお見せする絵がたまって来ているのですが
慌てることもありません、ぼちぼち紹介していきます
完成作です。麻紙に岩絵の具で描いた日本画作品

淡い色彩と岩絵の具の擦れたような質感がマッチして柔らかな仕上がりになりました
時節柄の「落ち葉スケッチ」です、色鉛筆を使っています

この季節の植物は想像も出来ないような凄い色を一瞬醸し出して、、散りゆきます
こちらも「落ち葉のスケッチ」パステルを使っています

こちらは落ち葉をモチーフとして岩絵の具で描いた日本画作品です

重厚に塗られた下地色、シンプルに落ち葉を配置し描きました
自然観察を繰り返して「気が付ける眼」を作る、これがインスピレーションの基
以下数枚制作過程の作品
湾岸のビル群をモチーフとして描いてます

このモノトーンの雰囲気を岩絵の具に置き換えて、、次は日本画制作です
次作のエスキースが続いてます、モチーフはイスタンブールのブルーモスク

幾何学構成のモスク内部は絵画でいうところのパースだらけ、、我慢の作業です
こちらは下図を描線で写し取りこれから本画面に転写していくところ

複雑な構成が面白い、この先が楽しみです
制作中作品に取り入れるため別に描いたカワセミのスケッチ

さらっと描いてますが線の表情がいいです、巧くなってますね
鉛筆で描いた静物デッサン

フレッシュな描写で階調もきれいです
「紙袋とシャトルで自由に発想して描こう」構成鉛筆デッサンです

ハッキリと設定し発想したらそこに向かってやり切る、、すると次が見えて来ます
ねこ画です、完成しました、、みんないい表情で目が綺麗です

背景との兼ね合いもうまくいって、、いい絵になりました
巷では慌ただしいの連呼が聞こえてきそうな師走今日この頃ですが
制作というものはいつも変わることはありません、、ごく淡々としたものです
みなさんそれぞれ楽しみながら、ゆっくりと進めてまいりましょう (^^ )
今回は子供のためのクラスから、前々記事の続きです
先月11月は染めもの月間ということで
「墨を使った折り染め」から続いて今回は「染め出し遊び・草木染め」
ということで、続きからいってみます
豆乳で障子紙にそれぞれ好きに絵柄を入れたら

はいっ、こんな感じ、、、で一度しっかり乾かしたのち

煮出して冷ました玉ねぎ皮染液・黒米染液・ミョウバン水を使って染めていきます

染液に障子紙をひたしてしばらく置いて

引き上げたら、ミョウバン水媒染液にもしばらくひたし

この作業を2回ほど繰り返すと

障子紙は染まって豆乳の絵が浮き上がって来ます

興味津々です

面白そうな匂いをかぎつけた中学生たちも飛び入り染めです

染め終えた絵入り障子紙は伸ばして並べてしっかり乾かします

乾き上がると、、豆乳イラストが定着した絵入りの染め紙となりました

今回は身近にある天然の素材を使った「染め」という作業
なんだか実験遊びのようでみんなワクワクだったことと思います
草木染めという文化ですね
ヒトははるか昔から代々引き継ぎ身近なモノいろいろを使って染めて来ました

天然染料で染められたモノは色調は柔らかで経年での変化だって長い間楽しめます
ほんの身近に染料になる素材はまだまだ沢山、、今回はそのほんの入り口です (^^ )

展覧会のお知らせです
当アトリエ大人のためのクラスに通われている生徒さん参加のグループ展が始まります
「第2回 青瓜会 日本画展」
新宿御苑入り口すぐ近くのギャラリー、絵を観てのちに御苑散歩も良さそうです
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい
今回は前回に引き続き「子供のためのクラス」からお伝えします
お題は「染め出し遊び・草木染め」です
11月は染めもの月間で
前回の「墨を使った折り染め」からの続編で今回は草木染めになります
それでは写真で行程を追ってポンポンいってみましょう
アトリエにはコンロや鍋が並んで料理教室の様相にて始まりました

みんなで集めてどっちゃりたまった玉ねぎの皮を

おもむろにお湯の沸いた鍋へと、どんどん投入

玉ねぎの皮を20分ほど煮たらバットに漉し流します

玉ねぎの皮がどんな色になるの?、、といったところです (^^ )

次に出てきたのは紫黒色のお米、黒米です

こちらもお湯に投入してコトコトと、沸騰させないように20分ほど煮ます

お米がどんな色になるの?、、やっぱりじっと見てしまいます

玉ねぎ皮と同様にバットへ煮液を漉し取ったら、少量をコップに分けて

お米から出た色をよく観たり、匂いを確かめてみたり

場合によってはつまみ食いしたって安全、かすかに芯が残るアルデンテな状態です

お次はミョウバンです、今回はお漬け物用の焼ミョウバンを使いました

分量を計ったらお湯で煮溶かしバットにあけて冷ましておきます

お次に来たのは豆乳

豆乳を絵の具に見立てて

のちに色染めする障子紙へ絵を描いていきます

絵の内容はそれぞれの好き好き、自由です

豆乳で描かれた絵は並べて一度乾かし次の行程で染液に浸けられるのを待ちます

いやいや、、行程追っていってみたら長くなってしまいました、、、
ということで記事は2回に分けることにして、次も子供のクラスからの続きです
次回は絵付き障子紙を玉ねぎの皮と黒米の煮液に浸します・・続