今回は大人のためのクラスから、、この頃の制作いろいろです
はじめに完成した作品からお花を3点
時間をかけ岩肌が風化したような下地を作って、ハナミズキの白花を描きました

下地はテッシュペーパーを樹脂で固めて成型、そこに彩色をかけ洗い出しています
アトリエ初描きの花スケッチから作品化しました

俯瞰した構図の狙いも明快、野菜のような葉っぱの質感までしっかり描けています
はじめてのアクリル絵の具を使ってみた、、そんな蓮花の絵が仕上がりました

アクリルは自由度の高い絵の具です、、さらに実験を重ね楽しんで下さい
完成作品の風景画2点です
岩絵の具を使った日本画技法作品、、1枚目が仕上がりました

岩絵の具は難しい、よく聞く言葉なのですが、そんなことはありません
新鮮な画材を楽しんで2枚目の作画に入りましょう
神社の境内を水彩技法で描かれました

杜の気配が感じられる、そんな場の空気を捉えた作品になりました
次に制作途中の作品を3枚
雲肌麻紙に岩絵の具に金属箔、、現代日本画技法で進めている作品

いいですね!美しいです、、完成へ向かう見極めもこれからの楽しみです
幾層にも重ねたブルーの下地に線描を終え

イスタンブールのブルーモスク、そんな幾何学的雰囲気がすでに出てきました
いろいろなモチーフが絡みあって賑やかな画面です

このままグッチリ描き込んでも面白いかもしれません、楽しみにしています
基礎のデッサン描画が2点です
水彩彩色に慣れようということでの単体描写、モチーフはカボチャ

とてもイイ質が描けました、この位リアルに描けたら嬉しいものだと思います
鉛筆を使って描いた静物デッサンです

時間をかけじっくり対象物に迫りました
次は頭の中で想定し想像しつつ描いたモノクロ画を2点
想定デッサン、構成デッサンとかそんなふうにも呼ばれます
お題は「冬の公園」木炭紙に木炭、消し具には食パンを使いました

荒削りですがイイですね!勢いがあってシンプル、焦点が定まっています
こちらは「金属バケツを構成して描きなさい」で鉛筆を使ったデッサンです

今まで培ってきたデッサン力を生かし、自分の世界をもって描き切りました
う〜ん、それぞれに濃ゆい
大人のためのクラスの年齢構成はざっと見て20代から70代でしょうか
美術を楽しむのに年齢は関係なさそうですね (^^ )
この頃のワタシタチは滅多なことでは東京まで出ることは無くなりましたが
アトリエの先生でもある飯田文香展があるということで国立新美術館へと向かいました
黒川紀章設計の曲面アーチが印象的な美術館、開館10周年になるそうです

上野の都美術館が手狭になった美術公募団体展のため文化庁舵取りで建てられました
当時、巨額建設費と理念ポリシー無きハコ物の象徴としてかなりな批判もありましたが
時が経って、、そんな事を憶えておられる方も少なくなったかと思います

巨大建築物としても見応え十分、、とても気持ちのいい空間が広がっています

さてさて、それでは飯田文香さんの作品を観にいきましょう

NAU21世紀美術連立展の中で個人展示ブースが作られているのだと聞いています
NAU21は平面から立体作品、書までみんな一緒、ユニークな展示に映りました

はて、ワタシタチが公募展会場に足踏み入れたのはいつ以来だったでしょうかね?
なんだかこの感じ、、新鮮なような懐かしいような
ありました、、、飯田文香ブースです

10数メートルの壁面3面を大作4枚で埋めています
好きな世界を描き切った充実感が溢れていました、見応えのある展示です
次第に青山アトリエの若手先生たちも集まってきましたよ、、揃って作品鑑賞です

実はこの日はアトリエ若手スタッフの「門出の会」ということで
1人は美大を卒業、1人は大学を出て社会人となり、1人は美術館個人ブースでの大作発表

進む様はいろいろですが、小学生の頃からそれぞれアトリエで描いて来た仲間たちです
ワタシタチにとっても長いお付き合いなわけで、叔父叔母ゴコロ炸裂といったところですね

美術館を出て銀座へ移動
美術系らしく絵描き仲間の
丸山友紀展を揃って鑑賞したのち

本日の「門出の会」となりました
もうずっと人気が出過ぎちゃって大変なんですが、、ココの南インド料理は絶品です

このあとは美味しいものを、、もう動くのも大変なくらいにいっぱい食べました
きっと彼女たちもそうだったことだろうと思います (^^ )
NAU21世紀美術連立展 飯田文香ブース展示は2月20日(月)まで
お近くにお越しの際はどうかお立ち寄り下さい
詳しくは
こちらまで

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当アトリエに在籍して絵と遊び、今は青山アトリエの先生でもある
多摩美術大学日本画科卒 飯田文香さんの展覧会が始まります
今回は大作であたえられた会場の壁面をぐるりと埋めるそうです
楽しみにしています
お近くにお越しの際はぜひご高覧ください