子供のためのクラスからは恒例春のイベントです お絵描きだってお料理だっておんなじ「もの作り」 ということでイベントでは日本や世界それぞれのお菓子お料理を作って来ましたが 今回はお隣韓国の粉ものスナック「ホットク」です 屋台文化盛んな隣国へ行けば、街や市場のどこにでも見かける定番屋台おやつです ではでは、調理を流れで追ってみましょう  毎年のことですが、この日は料理アトリエです  餅粉、薄力粉に砂糖、塩を投入したらイースト菌を混ぜ込んで  ポソポソがしっとりなるまで  こねたり叩き付けたりを続けていると表面がツルンとしてきます  ホットカーペットと電熱器で保温して、、生地発酵待ちのベンチタイム  様子見て生地が膨らんだら、叩いてガスを抜いて  適量を手に取って、好みの具を入れ生地を包んでいきます  具は各種ジャムに黒糖、バナナやチョコにチーズです  いよいよ焼いていきますが  ここがポイント、じっくり焼きつつ「ぎゅぅ〜」っと生地をつぶします  どんどん押してつぶして平らにするんです  焼き色が付くと、、こんな感じです  本場のホットクにもいろいろあってもっと揚げものに近いのもありますが 今回は焼ホットク寄りでカラリとした仕上がりです、外カリ中モチな食感を目指します  ということで焼き上がったら、、、みんな揃って「いっただきまーす!」 今回もおいしゅう仕上がりました〜  この春のイベントが終わると例年桜も咲き始めます 学年がひとつ上がったみんなの絵もこれからまたひとつ成長して きっとみるみる変わっていくことでしょうね (^^ )
今回は大人のためのクラスから、、この頃の制作いろいろ はじめに↓こちらは商品パッケージのデザインです  甘味屋さんの商品イメージをトータルコーディネイト、、桜がテーマです 作者は一般大学在学中にアトリエに入り、幾年か絵と親しんだ後卒業を機に社会に出て 一度お勤めされたのですが、美術系への思いが膨らみ一念発起ののちに勤めを辞めて  アトリエを継続しつつデザイン専門学校に通ってこの春卒業、この作品が卒業制作です デザイン制作会社への就職も決まりこれからデザイナーの卵として再び世に出て行きます 「おめでとう!」という言葉と共にあの「一念発起の初心忘れず!」でお願いします (^^ ) ではではこの頃の制作、完成作数点から 雪中の豆柴が完成です、基底材雲肌麻紙に岩絵の具の日本画技法で描かれました  雪と親しむ豆柴の表情がよく出ています こちらも日本画技法作品、この技法の制作に入って完成作2枚目です  絵の具や素材を楽しんでさらに遊んでいきましょう こちらは木炭と鉛筆、水彩を使って描かれた作品  かっこいい人体フォルムに衣服の描写も味があって、素敵な1枚となりました 「ワタシの冬景色」というお題、スマホや資料参照無しが条件、想像のみでの作画です  資料なしは描写が少し甘くなります、がその分夢のようなシュール感が出てきました ここからはもう少しで完成、もしくは途中作品 称名寺の太鼓橋、アクリル絵の具と顔彩の水彩系絵の具ですすめています  ペールな色調にて独自の雰囲気が出掛かって来て、、あともう少しです (^^ ) キャンバスを基底材にしてアクリル絵の具ですすめています  多層複雑な下地に描線が入りました 絵の具に親しんでいろんな使い方で遊ぼう!の「色遊び下地作り」課題  水彩絵の具の多彩な可能性を遊びながら体感していきます ここからは基礎の素描です カボチャの水彩彩色、、柔らかな色調で自然に捉えています  続いてきた基礎素描をこれで一旦終え、これから作画いろいろ領域に入ります アトリエに入会されたばかりの方の単体鉛筆デッサンです   お二方ともに丁寧な観察眼を感じます、まずはよく観る!、、 この調子で楽しんで下さい 余談ですが 卒業節目のシーズンになってアトリエ毎にだれかしら手土産持参で報告に来ています うれしいですね、みんな成長し変化をしなにものかに成っていくんです そうこうしてると、もうすぐ桜も咲いてまた新しい季節がやって来ます (^^ )
今回は前回に引き続き子供のためのクラスからの工作 お題は「人間の型」、、その完成編です  厚紙にそのまま指で彩色して切り抜きとめて、人間のカタチに成型していくワケですが  そのあたりの制作の流れについては前記事にあります よかったら、こちら→ ご覧になって下さいということで「人間の型」の完成  全部ではありませんが出来るだけたくさんお見せします  それぞれ出来た型をポージングして  人間以外の型ももやりたくなっちゃったらそこは自由です、好きに作ってみます  美術の考え方としては「ヒトのカタチを知り、関節の動きを知り」と そんなことでの教材となると思うのですが  単純にオブジェとしても面白い、、そんな見方もできます それぞれの遊びゴコロとセンスを生かしていけば  今回作った工作をもとにして人形アニメーションだって撮れるしポスターだって作れるし ようはアイディア次第ですね  カッコイイものや面白いもの楽しいものに深刻なものにパロディと、、、 なんでもありで、、創作遊びには終わりはありません (^^ )
今回は「子供のためのクラス」からの工作をお伝えします 工作のお題は「人間の型作り」です いつものように出だしの説明を見聞きするところから始まります  今回はまず厚紙に手を使って色を自由に塗っていきます  絵の具はポスターカラーを使います、、それでは、いってみましょう  はじめのうちは怖々指で描いていても、だんだんノッテ来るんだと思います  指先で画面の感触を確かめて、、、どうでしょう?気持ち良くありません?  筆を使わなくっても案外器用に描けたりするものです  ここは泥んこ遊びをするように好きなように遊べばいいんだと思います  さて、手を止めていちど講義が入ります  お話しは今回テーマの「人間の型」についてです ヒトはどんなパーツで出来ているのか?動く場所は、関節はどこに?いくつあるの? そんな話を聞きつつ、自分のカラダも動かしてじっさいに確認してみます さっき描いた厚紙にヒトをパーツに分解して描いたら  ハサミで切り抜いてヒト部品を作ります  部品を人間のカタチに並べつつ調整したり細部を直したりしたら  ヒトの動くところ、関節をハトメでいよいよドッキング  目鼻に髪の毛、細かなところも厚紙を切り張って、表情を出しましょう  と、「人間の型作り」進行はこんな感じです 工作で遊びつつ人間のカラダのつくりを意識してみるところがミソでしょう ヒトだけじゃなくて他の生きもので作っても面白そうですよ  「人間の型」が出来たら「他いろいろの型」でもどんどんやっちゃいましょう ちょっとしたオブジェです ということで、次回「人間の型」完成編へ、、続きます
アトリエの先生をやっているかなちゃんが美大卒業ということでの卒業制作展  ということで、滅多に出ることが無くなった都内ですが、、またもやって来ました六本木  日本橋での加山又造展とのはしご、加山展をじっくり観ていたらすっかり日も暮れました ちなみに加山又造展、良かったですよ〜 (日本橋展は終了、この後高島屋系列で巡回です) 加山先生は大学当時の先生でもあるわけですよね、このあたり話し出したら面白いのですが とても簡単には終わりませんので、またいずれとしておきます (^^ )  ということで国立新美術館、卒業制作展です 正式名称は「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」略称は「ゴビダイテン」  タマビ・ムサビ・東京造形・女子美・日芸で五美大です ちなみに展示はファインアート系のみ、デザイン系は出品されていません  広い会場ですが美大もしくは美大大学院の集大成としてリキの入った作品が並んで  凄い数がノンジャンルごった煮状態 すでに巧く完成度の高いのあり、荒削りのパワー押しあり、中には力不足作品もあって もうほんとうに色々、、ごった煮が沸々と沸いておりました  美大の時期が終わる思い入れと気合いがコンセプトにも現れて 国立新美術館の高〜い天井高を目一杯使って場を取り込んだ作品もちらほらと  一人割り当ての壁面幅はだいたい決まっていますが、高さについては自由ですもんね〜 こんな感じに↓  ということで、かなちゃんです、、当アトリエに小学生当時から通っていました  そののち多摩美の油画に入って、今現在も子供のためのクラスの指導をしています かなちゃんの卒業作品です↓、、、ぽつねんと、ハコです  寄ってみてもハコ・笑  ハコは会場を仕切って自分だけの暗室部屋を作っていたのですね 黒い布をめくって中に入ると奥壁面がこんな感じです  並んだ小箱には標本のように葉っぱがあって、それぞれにライトが仕込まれています 明るいものに暗いもの、ライトの消えてしまった小箱もあります  仕切られた暗室で耳をこらすと小さく時計のカチカチ音も聞こえてきます 展示の間にも時は経過して、仕込まれたライトは自然と弱まり次第に消えていきます すべてが消えたあとも時計の音はカチカチと続き、時を刻んでいくのだそうです  コンセプチャルアートの流れを汲んでいるように見えましたが ワタシタチにはかなちゃんの極めて丁寧なその工作ぶりに、、、 コダワリはずっと変わらないな〜と映って、思わず納得し微笑んだのでありました かなちゃんは卒業し、4月には展覧会の予定も決まっているそうです これからの展開をまた楽しみにしています (^^ )
今回は中高生のためのクラスから、この頃の制作いろいろです 続けて描いてきた「スニーカーの絵」が完成してきました まずはこちらから 背景までふくめて完成度高し、、いいですね  ハイカットブーツに雪と星の背景が似合います  陸上部で使ってよれたスパイクなのです  凝ってもいいしただ塗っただけでもいいけれど背景も必ず描きましょう まずはとにかくモチーフである靴の観察は怠らない、、、これがこの課題の命題です いい描写ですね、じわじわ眼が育っているのを感じます  こちらもデッサン力が付いてきたのがはっきり判ります  モチーフの履き古した感、シャキッとしすぎていないヨレ感、、絵的には大事なんです 線がスッと伸びて、たっぷりと大らかさが見えます  繊細でかつ雰囲気のある絵になりました  スコンと抜けたユーモアを感じます、、背景の戦闘機もイイね!  いい描写です、しっかり描き切った感が出ています  子供クラスから引き続き見ている子たちも多いのですが成長が絵にも出ています 成長して変わるところはどんどん変わる、けれど変わらないところは変わらないんです そのあたりが個性ですね、、絵にとっては大事なファクターになります 以下「スニーカーの絵」途中作品です   どちらも神経の入った制作ぶり、、、時間は問いません、じっくり完成させましょう ここからは中学生による自由制作で、完成作数点 ミツバチキャラを多層多重にハートが包み込みました  今はモニターやタブレットに向かって描く子たちも多く、またみんな上手いのですが 手描きの良さについてはいつも伝えるようにしています 微妙なずれや震え、偶然の色だまりや筆跡等々、、手描きの情報量は膨大です 明快にデザインされてしっかりと言い切りました  にじみ効かせた背景にアマガエル、キリッとしつつもたっぷりとした表現です  ここまで中学生たちの作品が続きました、、ちょっとだけ高校生もいってみます↓ 基礎デッサンです、キャリアはまだ浅いのですが、いい眼とやる気が感じられます  空きビン一本渡されて「身近な景色と合わせて描きましょう」という想定デッサンの途中  小学生の頃からいつも家のオウムを描き続けていたのが懐かしいです 、、上手くなりましたね〜 小っちゃかった子供たちがあれっと思うと進路の相談なんかして来るわけです、、、 こちらも同じに年とっているのを気付かされちゃいます (^^ )
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