

当アトリエにて子供時分から絵と遊び、今は青山アトリエの先生でもある
飯田文香さんの個展が始まります
多摩美大を卒業したのち各種コンクール出展やグループ展の場で活動してきましたが
今展が卒後における初個展、銀座界隈画廊街へのデビューとなるかと思います
個展会場には大作を並べると聞いています
どうぞお近くにお越しの際はぜひご高覧ください
画廊「アートスペース羅針盤」WEB→
http://www.rashin.net/2017/09/index001072.php
今回は子供のためのクラスから
先日の秋の美術展に展示しました「ユニット作品・アート曼荼羅砂絵」ですね
その制作過程をお伝えしていきます

アート曼荼羅砂絵は絵の具や筆で描かずに色砂を使って描いていくのですが
今回はその色砂を作る工程となります

ということで、まずは砂を乳鉢に入れてゴリゴリと摺っていきます

砂の粒子が整って均一になるまでじっくりゴリゴリを続けます
アクリル絵の具を容器に出して

いい感じの色になるまでしっかり混色したら

先ほど摺った砂を色水の容器へざばっと投入します
これから使う絵の具(色砂)を作っている作業なのですが

どこか実験しているようなお料理作ってるような
これからいったい何がどうなるのか?と、、ワクワク感満載の中

色水に漬け込んだ容器のフタを閉めて、いったん持ち帰り
おうちのお庭でひたすら天日干し〜 (^^ )

なかなか乾かないので天地返しにドライヤー当て、、、パリッとするまで乾かします
さて日をおいた次回のアトリエですね〜、、では染まった色砂を仕上げていきます

固くパリパリになった染まった砂をふるいに通して、サラサラな状態にしていきます

こういうのは慌てず丁寧がポイントですよ〜
と、工程経て今回の「アート砂曼荼羅」に使う色砂の完成です

これらをベースにそれぞれ混ぜれば混色効果も出せますからかなりの色数になるはず
ということで、今回は色砂作りの工程でした
完成までの工程が多いですから、分けて次回はその「描画編」としてお届けします

・・・続きます
先日終了しました「第2回カナカツ秋の美術展」
今回は「中高生のためのクラス」のアトリエ生が描いた出品作から
全てではありませんができるだけお見せしたいと思います
今作に課題やテーマの指定はありません、使う画材も自由です
「それぞれ自由に、今描きたい世界を好きに描いてください」ということです
ではまずは高校生たちの作品から
迫力の特盛りです!!

想う世界観で描き切ることが出来ました

明暗対比で見せる部屋越しの京紅葉

水族館で見たミズクラゲの印象風景

今回のテーマは「不気味かつ悪い感じ」なのです

キャラ画です、ラメやビーズでたっぷりデコりました

ここから先は中学生たちの作品です
はっきり図案化された架空の生物

モンスターズ・インクのマイク、、一つ目がリアルだよね

三毛猫図、苦労した木の切り株の描写も上手くいきました

柔らかな空気感に、ものがたりの世界観

アフリカ南部ボツワナの国鳥は14色の羽根「ライラックニシブッポウソウ」

夏の渡り鳥は目の覚めるルリ色の「オオルリ」

賑やかなネコだらけのペインティング

ガンダムのザクです

キャラも発案し、しっかり仕上げました

ちょっとシュールな部屋景色

切り紙使って工夫を凝らした、浮遊女子

ものがたりのワンシーンを思わせる1枚となりました

いつもより図版多めでしたね、、さいごまでお付き合いありがとうございます
中1から高3というと約13才から18才あたりですか
ピョピョンとアンテナが伸び出てくる、いわゆる多感な感受性の時期とも言えましょう
絵を描くとは、、決められたゴールに向かう一定の所作を学ぶものではなく
そのつど自分なりのゴールや方向を見つけ出していくもの
自分でゴールを定めるなんて大変なことですが、それがクリエイティブなのですね
それではみなさん、これからも変わらず楽しんで今を描いていって下さい (^^ )
青山アトリエからは「子供のためのクラス」「中高生のためのクラス」が参加しました
「第2回カナカツ秋の美術展」が終了いたしました
今回はその展覧会場の様子をお伝えします
1階エントランスから3階に上がると会場になります

展示会場その1です

金沢区近隣の高校美術部数校と青山アトリエとのコラボ展示です

展覧会場その2です、、ソファーが置かれてくつろげる仕様となります

会期中は盛会でした、、ご来場のみなさんありがとうございました

今回の展示は参加型の趣向もあって

来場した方がその場で自由にお絵描きし、徐々に会場壁面で増殖して行くというもの

これがなかなかの面白さで、普段描かない人まで落書き気分でアートしていました
さてさて、最終日に開かれたワークショップです

中高生たちが作品を囲んで意見を述べ合う、そんなイイ機会となりました

横浜美術館学芸員の方からのお話です、、会場作品についての感想や

現在開催中ヨコハマトリエンナーレ、その楽しい鑑賞法について等聞くことが出来ました
おわりは学芸員の方の音頭をもってカンパーイ

ここ横浜市金沢区周辺の美術アート好きが集っての和気あいあいなのです

今展は年齢年代も幅広く、カテゴリーも定かではなく、定義も強制もありません
そのあたりからか、アート系らしい自由感を随所にかもし出していたようにも思います
出品者はじめ指導者の方々、裏方を支えた面々、そして鑑賞者となった多くの人々
そんなすべてが揃って展覧会は完成いたします、、皆さまどうもありがとうございました