今回は子供のためのクラスからお届けするクリスマス工作
2作品分まとめてで画像多め、ですが最後までお付き合い下さい〜 (^^ )
今回は光ります、、部品としてのLED豆電球にボタン電池にクリップフックです

でははじめに「ペットボトルランタン」からいってみましょう
薄紙(トレペ)に好きに描いていきます、絵柄はいつも通りの自由です

描き終えたら穴開けパンチやハサミで切り抜きを作ります

セロファン等を細かく刻んで使っても面白そうです

絵や素材が出来たらそれぞれペットボトルに詰め詰めしていきます

蓋にはキリで穴をあけて

フックに取り付けたLED豆電球をセットしたら

こんなん出来ちゃいました〜

光るとこんな感じ

アトリエに吊して飾ってみますよ

おおっ!

いいねいいね!!

これで「ペットボトルランタン」の完成です〜

さあもう一点「紙コップランプシェード」もいってみます
こちらもLED豆電球にボタン電池、、素材には紙コップ2個を使います

紙コップひとつに描きます、こちらも題材は自由

こんな感じ、、で、もう一つの紙コップをかぶせて

一見何も描いて無いように見せるのがポイントです

かぶせる方の紙コップに穴開けや切り込みで装飾をほどこします

これで紙コップランプシェードも完成しました〜

仕上がったらこちらも吊してみんなで鑑賞会

一見無地の紙コップシェードに灯りをともすと絵柄が浮かび上がります

やわらかで小さくほのかな灯りなのです

12月はクリスマス工作ということで光るオブジェの2点を仕上げました
思い返せば子供の頃のクリスマスはかな〜りワクワクしたものだよなぁ〜
ぜひ家でも灯りを消して灯して、楽しんで眺めてみてくださいね
銀杏も美しいこの季節
先週末のことですが、日本橋から銀座の展覧会をいくつか回って

「米ちゃんありがとう展」にやって来ました

米ちゃんこと米谷清和多摩美大日本画科教授(以下米ちゃんで)が45年という
長い勤めを終えて退官されるということで、教え子有志240余名が作品を持ち寄りました
世代学年順で画廊をひとまわりするように作品が並びます

多摩美日本画卒その近年の流れがわかりやすく見てとれる、そんなユニークな展示です

あれっ、米ちゃんの新作が入るはずの壁面がぽっこり空いています、、、

、、まったく先生らしいですね
これまでもいろいろなことにニュアンスをもって伝えていただいた先生です・笑
パーティー会場に場を移すと多世代の多摩美日本画卒がうじゃうじゃなのでした

美術大教授の退官記念ですから、ところによっては大変にかしこまるところでしょうが

そこは米ちゃんスタイル、、だいたい型というものを感じさせることがありません・笑
まったく和やかでユルイ空気の中、会は進んでじゃんけんゲームが始まると

勝ち抜いた者が手にするのは米ちゃんの作品でした (O_O)

二次会に席を移すと米ちゃん囲んでさらに会は和やかさは増して
かなりな多世代なので知った顔も多いですがわからない人もポツポツと、、、ただね
こうやってずっと繫がって来たんだなぁ〜という美術系への安堵感と言いますか

意味も利害も持たずそのまま「ただ有り続ける」ということを目の当たりにしたような

それは現在進行形であってこれからも持続していってきっと途切れない
言ってみればただの飲み会なのにそんだかそんなことを感じさせていただける
米ちゃんはずっと多摩美流のイズムを体現していたように思います
個人的には米ちゃんの師である横山操先生のあり方をたくさん話していただいたり
幾度となく新宿の横町他に連れ出していただいた課外授業等々
その頃見聞きし感じたものは今もってすべての礎となっています
手弁当で一連の会運営に携わった多くの方々、ありがとうございました
そして、米ちゃんありがとう!なのです、長い間お疲れさまでした
展覧会のお知らせです
湘南界隈の造形作家グループ「漣の会」を母体とした
「SPLASH展」が今年9月にシバヤマギャラリーにて開かれましたが
そこからさらに派生した「SPLASH・大丸東京バージョン展」になります
神奈川在住若手作家5人のグループ展
青山アトリエから飯田文香が出品しています
会期 12月13日(水)〜12月19日(火)
会場 大丸東京店 10階 美術画廊
お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください

長きにわたり多摩美大日本画科で指導に当たった米谷清和教授の退官記念展そのpart2
教え子有志240余名による作品展示になります
当アトリエからは新旧3代の青山浩之 青山美子 飯田文香が出品しています
お近くにお越しの際はご高覧どうぞお願いいたします
今回は中高生のためのクラスから、この頃の制作いろいろです
まずはじめに模写の課題から
メキシコの画家ルフィーヨ・タマヨの模写、、完成です

タマヨ特有の奔放な力強さを写し取りました
アルフォンス・ミュシャの模写、、あと少しで完成ですね

この先アールデコ特有の装飾を描く、そんなおいしい作業が待っています
こちらもミュシャ

画面全体に手が入って色調が整ってきました
こちらはファン・ゴッホ

ゴッホのうねりが出ています、あともう少し詰めてみましょう
福田平八郎になります

絵柄は出ました、これから元絵のスモーキーな色質に迫りたいところです
以下は自由課題(それぞれの自由なイメージで画材も好きなものを使って)から
暗く潰された文字の背景が出来ました

この先どんな画面になっていくのでしょう、楽しみです
弟の七五三、思い出の風景

絵画ならではの表現です、おもしろいと思います
以下は高校生たちの描く基礎デッサン
このところ自発的にデッサン描く組が出てきて盛り上がってきました
静物デッサンです

柔らかな階調から色感を感じます
単体デッサンです

安定感があるデッサンです、台からカボチャがすっと立っています
手のデッサンです

手の生っぽさが感じられます、袖口の質感描き分けも効果的です
手とサザエのデッサンです

完成度を上げることに成功、やり切ればきっとまた次に繋がることになります
多感なお年頃に加えて進路などいろいろな出来事が降りかかってくる
そんな年代ですからそれぞれ何かと大変と思いますが
アトリエではみんな自由に制作を楽しんで、没頭してもらえたらと思います (^^ )