今回は中高生のためのクラスから、この頃の制作いろいろですが
クロッキー大会となりました

順番にそれぞれがモデルとなって人物クロッキー

使う画材は鉛筆やペン、筆にコンテなど決まりはありません
コツは想像で描かずによく観ることです


ワンポーズ10分程度の短い時間で描いていきます


短時間で描くことでそのものの特徴や動きを端的に捉える練習をクロッキーといいます
細かい表面的な見え方に惑わされることなく、そのものらしさをサクッと掴まえる


繰り返すといわゆる絵画でいうところの眼力が付きます
ただし眼力が付くまでには数が必要、、クロッキー帳を一冊二冊と重ねていくことです


みんな数枚描いているうちにどんどん線が良くなって来て驚きました
いいと思います、ぜひこんな調子でクロッキーを続けていって下さいね
お菓子の彩色画、完成してきましたのでそちらもお見せしましょう
完成度高し、明暗表現最小限で色が鮮やかに際立ちます

マットな並びの色調で包装紙らしさをまとめました

色に透明感があります、光を反射した質感も出すことが出来ました

にしても成長期というのでしょうかね、、みんなの絵もしっかり成長しています (^^ )
次回からの中高生クラスは自由課題制作に入ります
とどのつまり、絵は「自分の表現」です
次作はそれぞれからなにが出てくるのでしょう、、また楽しみにしています
今回は大人のためのクラスからです
来月20日が初日「青山アトリエの展覧会」まで1ヶ月と少しとなってまいりました
みなさんの出品作制作もそれぞれ佳境、、じりじり盛り上がって来ています
そんなこの頃のアトリエの様子を一部お伝えしたく思います
ほぼ完成です、、後は額を着せたのち少々の調整といったところでしょう

10年前に同じワンちゃんを描いた一枚も今回並べて展示してみるかもしれません
ろうそくの灯った古いランタンが印象的

深い色味からすでに雰囲気が出ています
水辺の景色、、こちらも完成が近いです

この先描きこみつつも、説明をし過ぎないがポイントです
湿原風景、、岩絵の具を使った日本画技法で進めています

草原の色味と広がりが出るように何度も絵の具を重ねていきましょう
女性像です、、描線を活かした表現方法

描線に墨と水彩の滲みが絡みます
岩絵の具で進めた夜の情景、、広く間を取った構図が印象的です

深い藍色の地色に景色が浮かび上がります
裸婦像、、スティーブ・ハンクスの模写になります

ハンクスはスーパーリアリズムの画家、この先どこまで迫れるかですね
草を食む鹿 、、 透明水彩にて柔らかく描いています

完成は遠くありません、大らかかつたっぷりと筆を進めてください
台湾夜市の印象

旅で見たあの雑多な雰囲気を画面に定着させます
下地塗りを重ねて張りのある色面が出現

ディーベンコーンを思わせるような構成的な色面分割です
横浜の洋館を水彩絵の具使用で進行中

濁りない色でバランスよく進められています
子供たちをメインに据えた画面構成です

はじめての自由制作になりますが、コクのある色調です
自宅の窓から見た景色、ある日の印象

こちらも今作がアトリエではじめての自由制作となります
横浜みなとみらいをモチーフとした景色

緻密なデッサンを終えて、これから彩色に入っていきます
サザエのデッサン、、鉛筆デッサンでの展示予定

ここまで来たらあとはおいしい作業です、ぜひ描き詰めてください
「青山アトリエの展覧会」
会期は6月20日(水)から6月26日(火)まで
会場は新杉田駅直近の杉田劇場ギャラリーとなります
アトリエでの通常は各々それぞれのペースで制作して
締め切りというものはありませんが
展覧会までの滅多にない制作締め切り、あとひと月ぜひ楽しんでください (^_^)
今回は子供のためのクラスから
お題は「キャンバス布で色遊びしよう!」
1回3時間のアトリエにて即日描き切りの課題になります
まず、おもむろにキャンバス布をジョキジョキします

今回のポイントは
絵ってそもそも何で四角いの?四角くなくってもいいんじゃないの?、、ということ
絵のカタチに決まりはないですからね、、好きでいいんです

もひとつポイントというと
油彩用の麻キャンバスを素材として味わってみよう、、ということ
おもわず指で描いちゃう、、それも当然の成りゆきかも〜

ということで1日描きの一発芸、、仕上がりをいくつかお見せしましょう
キャンバス画を描き終えたら画面に麻ひもを通して



どこでもすぐに掛けて楽しめるよう仕立てました
あえて変形に切らずに四角い画面のまま、というのもアリと思います


その場合絵の具や画面の物質感が際立つ効果があるようにも思います
今回は油彩用の麻キャンバスに水彩絵の具や色鉛筆、クレヨンを使いましたが


やってみると味も出て相性は良かったですね
ちょっと画鋲で壁に飾ったり、ドアノブに引っかけてみても良さそうだし


アイディア次第ですね、、ぜひおうちを飾って楽しんでほしいと思います
こうやって見てくると絵が四角じゃなきゃいけないって事も無さそうです


今回は麻を編んだキャンバスに描きましたが
木材に描いても金属に描いても石ころや葉っぱに描いても、、なんだって良さそうです
そのむかし加山又造がBMWの依頼を受けて車に琳派描いて評判呼んでましたもの
絵の世界ではなんだってアリですね