ハト(アオバハゴロモ) 

ハト

前回に引き続き連発記事「ウェブTシャツ原画展」今回もお休みして横道へ。
暑く湿気も高い時期に集中して描くのは辛いモノがあります、ボーッとします。
集中したつもりでも頭の中は知らず画面から離れ夢想さまよいます。

写真は月下美人の花茎についたアオバハゴロモ。
今の季節いたる所にいる青緑色も鮮やかな1センチほどの昆虫です。
子供の頃はこの虫を「ハト」と呼んでよく遊び相手になってもらいました。

両親に連れられ祖母の家に遊びに行くと、その庭にはとりわけハトが多く
暑い季節にはいつもすずなりにハトが群がっていました。
刺激するとピョンと跳ねて逃げる様も面白く、なによりその体色が魅力でした。

おぼろげな記憶ですが、たしか噛むんですよね、軽くチクッと。
噛まれてもたいしたこと無いのですが何度かやられた気がします。
見かけがカワイク噛みそうにない姿ですから、ギャップで驚きます。
セミやカメムシと近い仲間ですから刺す口でチクッといくのでしょうね。

こちらがハト(アオバハゴロモ)の幼虫。
植物についたフワフワした白い綿のような姿、よく見かけますよね。

子ハト

白い綿のように見えて、そこに紛れた幼虫本体はナカナカ確認できません。
こちらも刺激するとピョンと跳ねて逃げます・笑
最盛期にはいたる所の植物について白いフワフワがやたらと目につきます。

下の写真は月下美人の赤ちゃん花芽についた幼虫、子ハトです。
カモフラージュの白いフワフワをまとっていないのでカタチがよくわかります。

子ハト2

あちらこちらに付く幼虫の白いフワフワが汚らしいと
園芸家にはたいそう嫌われるようですし
植物の汁を成虫幼虫共に吸って生きてますので害虫とされることもありますが
ウチの庭では植物昆虫それぞれ勝手にうまいことやんなさいと放置ですので
好き放題やっているようです・笑

ところでなんで「ハト」と呼ばれるのか、いまだに謎なこのアオバハゴロモ
漢字で書くと「青羽羽衣」・・・和名ならではの美しい響き、字姿デス。

正式学名はというと「Geisha」・・・ゲイシャ・・・芸者だそうです。
これはまたなんでなんでしょうか・笑

(写真/ E-520 ZD35ミリマクロ+1.4倍テレコン)
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[ 2009/08/06 ] 昆虫達 | コメント(0)

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