アルストロメリアのデッサン 

アルストロメリアのデッサン

「中高生のためのクラス」からの作品紹介です。

アルストロメリアの彩色画というお題での作品なのですが
青山アトリエでの3時間というなかでは色を付ける所までたどり着けませんでした。

でもイイんです。いつも言ってます、スピードは問題じゃない。
大切なのはどれだけものを観たか、その内容なのです。
急ぐあまりに見落とすものが多いならば遅い方がイイ、くらいなのです。

もっと言えば時間内にきっちり収めるということは
どこかつじつま合わせが上手なのだとも言えます。
もちろんつじつま合わせは様々なシーンで大切になる事でもありますが
美術本来の内容とはちょっとちがう所にあるのです。

今回の作品、しっかりと引かれた描線に抑揚が感じられて
植物(生きもの)のもつ力強さや艶めかしさまで感じられるようです。
とても内容のある次につながる一枚になったと思います。

「あと少し・・・アルストロメリアの特徴である花弁に付く
 点々模様まで描けたらよかったね」と
締めの講評で話しましたら制作時間が終わり片づけに入るなか
アトリエの隅で花を前にしてあと少し、と描く作者の姿がありました。

一枚を大切に描く、そんな気持ちが大切なのです。

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