バラの淡彩画 

バラの淡彩画

「大人のためのクラス」からの作品紹介、バラをモチーフとした淡彩画となります。
画用紙に鉛筆、水彩絵の具を使って
柔らかな筆勢と色合いで一気に描かれました。

アトリエではなにかを見て描く場合に
「とにかくよく観ましょう、7観て3描くです」などと
同じことをくり返しお話していますが
よく観るイコール詳しく観る、細かく観るという事だけでもないのですね。
ぼんやりと、ボーッと観る、ボヤッと捉えるという事も大切なのです。

ようは細部に集中すると全体は見えず、全体を意識すると細部は霞む
ということで、絵を描くうえで大切になるのは
このモノの見え方を意識的にコントロールするということなのです。

今回作者は細部よりも全体を意識して描くよう心掛けました。
けっして細かく描かれたわけではありませんが逆光に透けた葉の様子や
花屋さんの花にはないごく自然な形で花をつけた自家製バラのシルエットが
ふうわりと画面に浮かび上がりました。

基礎の鉛筆デッサンからはじめられ、色を使い出してからまだ数枚。
お楽しみはこれからです、まだまだこれから見え方も変化して
描かれ出てくる作品も変わってきます。

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