カニャクマリでサンセット 

カニャクマリでサンセット

旅ネタです。前々回紹介のインド最南端カニャクマリでのサンセットタイムになります。大陸先端の砂浜では各地から訪れている人々が固唾を呑んで夕日を見守っています。ここでは日の出と日の入りが最大のイベント、夕日でも大変な人が集まるのですが朝日になるとさらに凄い人波です。こちらの宿では早朝まだほの暗い時間に係のものが日の出を知らせに大きな声を張り上げて廻ってきます、目覚めのお茶にチャイ屋(インドのお茶)も同時に声を張り上げ忙しそうです。そしてみな起き出して、海岸までぞろぞろと出掛けていきます。海岸では沐浴し祈りを捧げます。聖地ですので集まった方々は巡礼者と呼べると思いますが、以前紹介した大聖地バラナシなどと比べるとどこかのどかでタップリとした時間が流れています。北インドと南インドではまったく様子が変わるのもオモシロイですね。

旅中さまざまな場所で夕日を見ます。勝手に決めた秘密のサンセットポイントも今では沢山ありますが、その中でもこちらは確実にランキング上位に入ってきます。西海岸沿いのコバーラムビーチやゴアからの夕日もその名が知られていますが、ここカニャクマリではローカルな門前町や出店の雰囲気もいいですし、なにより見知らぬ巡礼者や旅人大勢と共に太陽を追い、見届けた後のなんとも言えない充実感が感じられます。太陽が沈むだけと言ったらそれまでのことですがドキドキワクワクを子供の様にみんなで共有して「静かなお祭り」のようなのです。

太陽のイベントが終わると薄暗い参道が電球に照らされていい雰囲気で旅人を待っています。
そして「ああいい1日だった」と余韻を噛みしめつつ帰っていきます。

カニャクマリでは町そのものが日の出日の入りを引き立て、最高に盛り上げてくれる装置のようにも思えてきます。ここでは見慣れたお馴染みの自然現象が特別なアトラクションのように印象に残ります。そんなセッティングの妙に出会うと嬉しくなります。
TV「世界の車窓から」もローカル線で最南端をめざしている様子ですね、毎日楽しみです・笑

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