コーチンでもサンセット 

コーチンでもサンセット

何度かブログでも書いているTV「世界の車窓から」を毎日楽しみに観ています。ローカル線でゴアから最南端のカニャクマリをめざして毎日少しずつ進んでいるのですが、今日の放送では南インド、ケララ州コーチンに到着しました。ということで今回はコーチンの紹介です・笑

南インド西海岸側にあるコーチンはご覧のように毎日夕日の楽しめる港町、ポルトガル・オランダによる植民地時代の雰囲気を色濃く残す異国情緒あふれる街。バスコ・ダ・ガマが埋葬された聖フランシス教会があったり、写真のチャイニーズフィッシングネットや歌舞伎やパントマイムのような?伝統舞踊カタカリダンスがあったりで観光的な要素に事欠かない場所です。コーチンのあるケララ州は教育にも熱心らしくインド他州と比べて圧倒的に識字率も高いそうです。実際制服を着た学校通いの子供たちを他州よりも多く見かけました。

と、こんな感じですので穏やかですごしやすい所なのですが、インドに強烈なインパクトを求める旅人からは「インドらしくない、あそこはインドではない!」との声も聞こえてきます。それでも私達には気に入った街なんですね、なじみ深い港町横浜を思わせるところもあり、同じ国の中とは思えない文化の違いがオモシロイ訳なんです。

ところでヒンディー語でケラはバナナ、ケララ州はバナナ州と読めそうなくらい現地にはバナナが溢れかえっています!金と胡椒の価値が等価であった時代、最大の出荷港だったこともあってスパイス類も惚れ惚れするほど素晴らしいのですが、あたり構わず目にするのはとにかくバナナなんです。日本ではバナナの地位が下がりっぱなしで、この頃はあまり有り難がる話も聞きませんがケララのバナナはまさに健在、種類も大変多く20種はあるんじゃないでしょうか。その中でも数種「これは!!」という美味に出会いましたが、特筆すべきはやはりレッドバナナですね!赤い皮で太く短く、力強く角張った姿、熟成させますとそれはもうとろけるほどにクリーミーでカスタードを思わせ、ねっとりと絡みつく食感はまさしく熱帯の味。
ケララバナナ恐るべし!!この街で私達のバナナ感が全く変わってしまいました・笑

南インドではバナナの葉は緑鮮やかなお皿になり、家になり、聖牛の食事になりで大活躍!!
エコ、エコとエコ産業騒がしい世の中ですが、この地では普通にエコやってるようですね。
自生している木々が見渡す限り、ひたすらヤシとバナナだらけでまるで変化が無く
退屈の極み・・・これが難点ではありますが・笑  バナナ州はとってもいいところでした。

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