
今回も青山アトリエからの作品紹介です。
「大人のためのクラス」からまだ制作途中の作品をお見せします。
画面のサイズは30号
30号の長辺は約91センチですから畳の短辺と同じくらいの大きさです。
大きい画面を描くのはたしかに大変ではありますが
手を大きく動かして画面に体当たりしていくように描いていけるのも魅力。
ザクッと描いては大きく後ろに下がって画面全体をじっくり眺め
様子を見つつ思い切りよくすすめていきます。
今の状態は描いては潰しそしてまた形をおこし、その繰り返し。
浮かび上がる色は複雑に絡み出し画面に躍動感とリズムが表れてきました。
ストロークの効いた作業ができる大きな画面ならではの力強さです。
ここからさらに描きすすめていったときに
いったいどこで筆を止めるのか、この作品を終わろうとするのか・・・
ここが1番のスリルですし難しいところですね。
失敗してもたかが絵です、次を描けばいいだけのこと
そんな気分で思い切りよく描き上げていって下さい。
下の写生は今回の絵を描くために描いたもの
この作品のモチーフは食虫植物の「ウツボカズラ」なのでした。

もとになるスケッチそのままを描こうとするのではなく
そこからさらに再構成していく姿勢がよく見て取れますね。
絵を描くと言うことはイメージの遊びなのですから
思い切り思うがままに、そして真剣大まじめに遊びつくして下さい。
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