ことし精悍だったむし 

アオメアブ1

今年も一年いろいろな生きものの営みを眺めてきました。
と、なんだかシリーズ化してきたみたいですが・・・続きます <(_ _)>

今回はアオメアブ、名のとおりミドリとオレンジ色に光る眼を持つアブです。
アブの仲間も多種多様、みんなそれぞれ違った生活を送っているのですが
このアブはシオヤアブ科であって、昆虫界最強伝説に名乗りを上げる猛者なのです。

ヒゲが生えたようなノホホン顔でありますが
飛んでいるムシならなんでも捕らえると言ったら言い過ぎですか
あの強大であり卓越した飛翔力のオニヤンマですら捕らえてしまうそうです。

このアブは自分の強さをわかっているのでしょうか・・・
人を怖がるそぶりすら見せません。

枝に止まりジーッとワレ関せずを決め込んでいたかと思うと
パッと飛び立ち獲物を捕え、また同じ枝に戻って食事をしたりします。
ずっとワタシは至近にいるのですが・・・? 余裕なのでしょうか

なんだか一匹狼の武士、居合い抜き達人のようなムードが漂います。

アオメアブ2

そのメカニカルな体は近未来のデザインの様でもあり
アールデコのちょっとレトロなデザインの様でもあります。

むだのない研ぎ澄まされた姿はとても精悍に映ります。

我ながら実に地味なチョイスのムシが続くなぁとも思ってしまいますが
まあこんなタイプが好みなのかもしれませんね・笑

ほんの家廻りだけでもちょっと見れば面白い世界が存在していて
ずっと眺め続けているとフムフムと何かと見えてきたり繋がったり・・・
玄関出てすぐの小さな自然が奥行きのある書庫に思えて来たりします。

(写真/LUMIX DMC-G1/SIGMA APO MACRO 150mm F2.8)

関連記事
[ 2010/12/14 ] 昆虫達 | コメント(0)

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://atelieraoyama.blog21.fc2.com/tb.php/407-fd30f894