またまたカニャクマリ 

またまたカニャクマリ

ここのところ完全なるアトリエカンズメ状態に陥っています・・・我が家の絵描き2人が共に展覧会間近になりニッチモサッチモです、日々絵筆を持つだけで過ぎていきます。まあ取材旅と宣言してザック片手に完全脱出を計らない限りはなんだかんだとカンズメ状態が日常化しているとも言えるのですが・・・苦笑

そんなトホホな我が家なのですが、2人とも絵筆を置いてテレビに向かう時間が、ブログでも何度か書きました「世界の車窓から」ですね・笑 正味2~3分程度旅先の映像が流れるだけの小番組ですが、変に誇張された表現やオーバーなリアクションが無いぶん安心して見られます。日々少しずつ目的地へ進んでゆく構成もいい感じです。いよいよ南インドの車窓旅も亜大陸最南端カニャクマリが近くなって、あと2~3日で到着しそうです!ということで今回の写真もカニャクマリの漁村からになります。小さな雑貨屋さんのお母さんとお子さんですね。

ブログでもインドネタが多くなってきまして、インドマニアですか?と言われそうで困りますが、実際いちばん多く出掛けている国なのも事実なんですね・笑 「なんでくり返しインドに行くの??」と良く聞かれます。何故なのでしょう??いつもこれだという答えが見つからずに困ります。出掛ける理由や意味を考えてみるとドッと山ほど出てくるのですが、いまだ整理が付かないのですね。無理に言葉にしてみてもどうもしっくり来ません。こじつけはウソになりますが、返事も待っていますので「深遠なる歴史と文化が・・なんたらかんたら・・・」と自分でも意味不明、ワケのわからないことを話してしまいます・・・意味や理由はともかくとしてこの地に出掛けると体力的には消耗し、たいてい病にも伏す事になるのですが、内面的なエネルギーやパワーが大いに充填されるような気がしまして、ようするにギラギラと元気になるのですね・笑

カニャクマリの漁村はかなりローカル、旅人が少ない上に英語を使う現地の方も少なくタミル語はこちらがわかりませんので、コミュニケーションは表情とボディーランゲージに頼ることになります。それでも毎日散歩していると、とりあえず害のない人間であることが伝わるのかずいぶん仲良くしていただくことに(^-^) こちらのお母さんには蒸かしたお芋とライムをいただいてホカホカの気分までいただきました。そうこうして日々ノソノソと過ごしているうちに、彼らの屈託のない明るさが自分にも映ってきていることに気が付かされます。

カニャクマリの記事も何回か続きましたのでしばらく離れてほかの地へ、という事でもう一枚。最南端のそのまた先の小島に記念堂、また隣りには巨大な像が立ち驚かされます。
またまたカニャクマリ2

18世紀のインド哲学者でありヨーガ指導者であったヴィヴェーカーナンダがこの小島で瞑想行を行ったということでヴィヴェーカーナンダ岩と呼ばれ、記念堂が建てられたそうです。巨大な像はティルヴァッルヴァル、南インドの盟主タミルナードゥ州の誇る古代の詩人だそうです。なんでも商売にしてしまうスゴイ国アメリカから入って来たパワーヨーガやらホットヨガなどが流行っているようですが、この哲人達が今のヨーガを見たらどんな感想を話されますでしょうか。

展覧会用の作品の引き渡しまでのっぴきならない状態に陥りました。さすがに記事の更新も少々滞るかもです。展覧会の情報は「青山アトリエホームページ」の「講師紹介ページ」下方に置いたリンク「オールアバウト日本画」の方でいつも掲載していただいてます。

関連記事

早速遊びにきました!インド帰りの綾です。

今回のインド、ヴィヴェーカーナンダ像を拝みたい、、、、と、当初思っていたのです。
とってもタイムリーな写真です。

埃っぽいインド、恐々GRを持って行きました。なによりもカメラに気を使った旅でした。

西日の当たるお部屋で今年もカレー、食べましょうね。

それでは。
[ 2008/07/16 09:47 ] [ 編集 ]

綾さん、ご訪問ありがとうございます。

南インドは穏やかでいいところですよね、
しかしいつまでも自分を試されるような北インドも捨てがたい。
できたら時間たっぷりで周遊聖地巡りでもしたいところ・笑

カメラは旅の悩みですね、たいへん管理が面倒です。
写真撮るのが好きなのでしょうがありませんが
カメラを守る作戦を遂行する旅になっている気もしています・笑

ところでGR、イイカメラですね!今借り物ですが
手元にGR来ています。画質はもちろんですがたたずまいがいい感じ、
道具ってその辺の感覚的な感触が大事ですよね。

それでは、また新鮮な旅話、楽しみにしています!
[ 2008/07/16 19:25 ] [ 編集 ]

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://atelieraoyama.blog21.fc2.com/tb.php/41-abb32122