中学生は花を観る 

クルクマソウ彩色画

中高生のためのクラスにて、中学生たちは花を描きました

よく観る、見比べる、違っていたらどんどん直す、よければどんどん描く
この反復練習でモノを見る眼がだんだんとつくられていきます

食べられるものがモチーフだったら食べてみるのも大事
さわって温度や感触を知ることも、持ってみて重さを確かめることも
場合によっては切ったり分解したりして仕組みを見ることも大事
知ったかぶりはイケマセン、謙虚にモノに自分をあずけるように繰り返し観ます

ようは感じることであり、五感を使って接すること
経験を重ねて体感していくことによって自分ならではの世界観が作られていきます

上の絵は画用紙に水彩絵の具を使った水彩画
シャープな線で形取ったデッサンにたっぷり水を含んだ絵の具がのせられて
面白いにじみの効果が出現、色も自然物モチーフらしくこなれてきました

下は画用紙に鉛筆で描かれた鉛筆デッサン

植物のデッサン

まだ入会して間もない作者ですが描いたり直したり繰り返し
なかなか実感のあるデッサンになりました
作品からは大きなたっぷりとしたモノへの接し方が魅力となって出ています

自分ならではの眼をつくっていく
絵の世界だけにとどまらす、とても大切なことだと思います
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