
脱線第3弾です・笑
また古いリバーサルフィルムからおこした写真になります。
雨期のカルカッタ(現在はコルカタに地名変更)インドです。もう10数年前になります。
当時世界を旅するバックパッカーの間でもなかなかのインパクトを誇った有名な街でした。特にスコールが始まり雨期に入ると異様に湿気が上がり気温もインドらしく高温で、治水のなっていない安宿街(サダルストリート)は半万年洪水状態。培養液と化した溢れた水から「ふつふつと」アブクが立ち上がり病の温床となります。この時期は伝染病が蔓延します。
下の写真奥の突き当たりがカルカッタの常宿としていた「ホテルパラゴン」当時バックパッカー間ではもっとも有名な宿の1つだったかと思います。消毒薬をばらまいたニオイが充満し、部屋は窓があればいい方で牢獄のよう、そこでは各国の旅人が集い夜な夜なまだ見果てぬ土地や出来事について尽きぬ話が熱く語りくり返されていました。
Hパラゴンでは病に伏して旅を断念する者、活動資金が底をつきヨーロッパに働きに出る者、アジア縦断でバングラディッシュへ旅立つ者、チベットへ向かう者、インドに完全に負けた者、逆に大いに謳歌する者、本当に多種多様でそれぞれでした。
当然ワタシも相当なインパクトをこの街で受けてHパラゴンでしばし回復を待ち、次の土地「聖地プリー」へと旅立ちました。 夢のように感じます。 昔話ですね・笑
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