海辺の魚売り 

プリーの魚売り

と、スパッとお話しは飛びまして旅話です・笑 バックパッカーのお話しです。
あとひと月後にはニッポンからの大脱走、ひさかたぶりに画室から脱出します!
押さえたフライトチケットはなにかと話題の「インド行き」ですね、
またまたナマステ世界へ舞い降りるコトになります・笑
ということで「旅モノシリーズ」スタートしちゃいます・>^_^<

20台半ばにはじめての海外旅としてインドへ降り立ち、震えるような衝撃の中
散々ぼったくられながらも泣く泣く歩を進めた旅、あれから幾度も通ってきました。
いつも旅の行程はアバウト。ルートや宿もすべて決めず出かけるワケなのですが
そこは広いインドです、今回は長らくご無沙汰していました
東インド辺りをなんとなく中心にして歩いてこようかと思っています。

写真はオリッサ州に位置するプリーという海辺の町「漁師さんの魚売り」です。
20数年前の状態の悪いポジフィルム、画像ソフトでのゴミ取りも大変です・笑

「他民族、多言語、宗教のるつぼ」と称されているインド。
その中で聖地と呼ばれ大切にされている場所は山ほど、そして神さまも沢山です。
人口11億の7割以上、大多数を占めるヒンドゥー教徒、その多くの神さまの中でも
「シバ神」と「ビシュヌ神」が2大アイドルとして不動の人気を集めます!
シバ神の聖地として最も重要とされているのが、ガンジス川、沐浴でその名がとどろく
Theインド!混沌の都である大聖地バラナシですね。
そして一方、ビシュヌ神の聖地として君臨しているのが、海辺の町プリーです。
前回の旅でシバ神の聖都バラナシを久しぶりに訪れて、ガンガーを堪能しましたので、
今回は「ビシュヌ神の聖都プリーもぜひ再訪しなくては!」という魂胆です・笑

プリーはカルカッタから埃っぽい2等寝台列車に揺られて一晩で到着します。
きわめてのどかでゆったりとした空気がながれる町です。長い砂浜の海岸線と平行した
田舎道に安宿がポツンポツンと建っています。海辺で旅行者が立ち寄る場所となると
リゾート化されてビーチチェアでゆったりとなんて所も多いのですが、
ここプリーには微塵もリゾートの匂いがありません。
ひなびた漁師の香しい体臭感じるローカルビーチです。
海辺は地元の方々のトイレットでもありますから、おなじみの堪えられない匂いも
どこからともなく漂っています・・笑  
恋人達が二人寄り添い、波の音を聞きつつそぞろ歩く・・・・・
そんなロマンチックな想いはもろくも崩れ去る海辺です。堂々とした田舎の海辺です。

20数年前の旅でインド、パキスタンと彷徨い、心身共に痛めつけられ、弱り疲れて、
その旅の最終地として、このプリーへたどり着きました。感慨深い土地です。
写真の漁師からは取れたての新鮮なエビを買い、安宿で焼いてもらって食べました。
スパイスの効いていない、忘れかけていた海の味は泣けるほど浸みわたりました。

今度の旅ではこのプリーには行こう、と決めています。
経済成長著しいとアナウンスされるインドにて、はたしてどんな姿でいてくれるのか?
楽しみ半分、ちょっぴり心配でもあります。

次回もプリーのお話しを続けて書いてみようと思います・(^-^)

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